東京・春・音楽祭でメンデルスゾーン《弦楽八重奏曲》があるというので、寅福 ルミネ新宿店で鯖の一夜干し定食¥1490で腹ごしらえの後、東京文化会館小ホールへ。昔、聴いて、メンデルスゾーンにも、随分いい曲があるなぁと思った記憶がある。
1曲目は、シューベルトのアルペジオーネ、ヴィオラで、珍しくギターとのデュオ版。シューベルトって、ピアノが不得意で、ギターで作曲とか言う話を読んだような、意外と、面白いかもよ。大当たり。なんとも、極めて楽しい聞き物だった。
ピアノとヴィオラだと、ヴィオラのオブリガードつきみたいになりそうだけれど、あえかなギターとの掛け合いは、まさしく、インティメート。
Hausmusikな雰囲気なんだけれど、そこは、さすがシューベルト、真性ロマン主義のマジカルな魂がうずく音楽。ほんと、うっとりでした。ブラヴィ!!!
2曲目はナイクルグという人の「ギターと弦楽四重奏のための Acequias」、武満と関わりのある人みたい(憶測)。きれいで聴ききやすい現代音楽(日本初演らしい)だけれど、正直、タケミツの水準には達していないかな。
休憩後、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。第2チェロをコントラバスで演奏する特別編成だが、メンデルスゾーン的お上品な枠みたいな物が気にならず、爽快。青春の息吹がふきあげるようだった。とても、気分のよいコンサート。大満足。
東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2017- 都響メンバーによる室内楽 ~メンデルスゾーン 《弦楽八重奏曲》
会場 東京文化会館小ホール
公演日時 2017/03/25(土) 18:30開場 19:00開演
■出演
ヴァイオリン:四方恭子、双紙正哉、吉岡麻貴子、渡邉ゆづき
ヴィオラ:鈴木 学、村田恵子
チェロ:田中雅弘
コントラバス:池松 宏
ギター:鈴木大介
■曲目
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821(ヴィオラ&ギター版)
ナイクルグ:ギターと弦楽四重奏のための Acequias
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20(ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1 による編成)
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