指揮は、ローター・ツァグロゼクという方。正直あまり知らんが、ドイツの老練な大家らしい。
前半
ヴォルフガング・リームという人のIns Offene...(第2稿)という曲。
この作曲家も、なんか名前は見たことあるなぁという程度。でも、ドイツで大活躍のなかなか 大物らしく、「新ロマン派」とかいわれているそう。日本でいうと、吉松隆(あんまり好きくない、偏見)さんみたいな位置づけのひとかしら。
で、
Ins Offene...が始まる。
やあ、なんともアトラクティブ。非常に聞き映えのする曲でした。いろいろな響きがホールのあちこちから浸透してきて、音の波に洗われるようです。
革新的というより、大衆的にも魅力のある曲づくりという感じです。
牛のよだれのように無意味に長い(偏見)メシアンなんかに較べると、極めて、聴きやすいんじゃないかと思われます。CD探してみよう。
後半、
ブルックナーの7番。コンマスは日下紗矢子さん。期待が高まる。
出だしから、温かくて深みのあるいい音がゆったり響いてきました。
自然体のブルックナーで、ゆったり、どっぷり、流れに乗って、きいていられます。
こういう 余分な小細工のない、しみじみした音楽を聴いていると、本当に良い気待ちになります。曲が第7番なので、なおさら、文句なしであります。
4楽章は、しかるべく気力充実の響きが組みあがって、しっかりと盛り上がり、大満足の出来栄えでした。
ブルックナー聴きましたという充実感がったぷり、ツァグロゼクさんたいした実力者です。
読響定期演奏会 第585回
2019/2/22(金)18:30 開場 19:00開演
サントリーホール 大ホール
指揮=ローター・ツァグロゼク
リーム:Ins Offene...(第2稿)
ブルックナー:交響曲 第7番
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