イザベル・ファウストのJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲演奏会 第1夜に行く。
なんというか、大バッハの大演奏、大熱演というのとは正反対の、大人の平常心がじっくりと伝わってくる演奏会だった。
声高なところがなくて、バッハの無伴奏が素直にいい音楽だなぁと、気持ちよく演奏に浸っていられる。軽やかさがあって、心が咳き込むようなところが全然ないのだ。
こういう自然体で、ああいい音楽だなぁと思わせてくれるというのは、バッハの無伴奏では珍しいかも。
イザベル・ファウスト、以前聴いた印象では、もっとかっちりスクエアで真面目一方という感じかと思っていたが、予想外で、とても素敵な演奏会だった。
■イザベル・ファウスト
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲演奏会 第1夜
ここに始まり、ここに還る。バッハが組み上げた音楽の大伽藍。
2021年11月17日[水]19:00
オペラシティコンサートホール
[出演]
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
[曲目]
J.S.バッハ:
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
休憩はございません。
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