新日本フィルの室内楽シリーズをききに、すみだトリフォニーホール 小ホールへ。
前半
モーツァルトのクラリネット五重奏曲 K.Anh.91(516c)。有名な方(K.581)じゃありませんといってた。R.D.レヴィン補筆版とか。確かに、弦なんか、プロシャ王セットみたいな、後期様式だった。
次が、ウェーバー。クラリネット五重奏曲でモーツァルトとブラームス以外といえば、この曲なんかなぁ。まあ、格違い。名技ひけらかしの協奏曲ふうで、クラリネット奏者は気持ちよかろう、みたいな曲。
後半、
ブラームスのクラリネット五重奏曲。
真打、登場ですが、クラリネットがちょっと、生乾きの音で、活きは良いけれど、ブラームスには、まだ距離がありそう。まぁ、OP.115なんで、無理もない。
弦のメンバーもやはり若い人たちなので、晩年のたそがれ色は難しかったかなぁ。奥さん、弦の音がねぇと、厳しめの反応。でも、もう少し、温かく見守りましょう。
アンコールはモーツァルトのK.581の終楽章を明るく軽快に。???。ううむ。わたしゃ、モーツァルティアン崩れなんで、困りました。
円熟の境地って、モーツァルト, ウェーバー,ブラームスがっていう意味なんだろうなぁ。
新日本フィルハーモニー交響楽団
室内楽シリーズⅩⅣ特別企画
~楽団員プロデュ-サー編~ 円熟の境地「クラリネット五重奏」
2018.4.25(水) 19:15 開演/
すみだトリフォニーホール 小ホール
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 変ロ長調「断片」K.Anh.91(516c)
Mozart: Clarinet Quintet in B-flat major “Fragment” K.Anh.91(516c)
ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 op. 34 J. 182
Weber: Clarinet Quintet in B-flat major, op. 34, J. 182
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
Brahms: Clarinet Quintet in B minor, op.115
出演者
ヴァイオリン
ビルマン 聡平、田村安紗美
Sohei Birmann & Asami Tamura, violin
ヴィオラ
井上 典子
Noriko Inoue, viola
チェロ
長谷川 彰子
Akiko Hasegawa, cello
クラリネット
中舘壮志
Soushi Nakadate, clarinet