ドイツの実力者らしい、知らない人だが、トッパンホールプレスの記事に釣られてしまったのだ。
前半
シューマン クライレスリアーナ 快適なテンポのかっちりした演奏。ドイツのプロフェッサーて言う感じ。
シューマンって、シューベルトとは正反対、メメント・モリ的なところはほとんどなく、これぞロマン派て感じなので、大好きである。
ただ、ヘスさんのシューマンは、演奏家っぽい媚薬がほとんどなくて、刺激がもう少し欲しいかも。今っぽい演奏だが、ドイツ・ロマン派の夢想は少なめ、プロフェッソールの音楽ていう感じ。
演奏後、後半のアイヴス コンコード・ソナタについてレクチャーがある。やっぱ、プロフェッサー。
後半
アイヴスのコンコード・ソナタ。
大昔、聞いていたことがあって、やたらいろんな音がしたなぁという、しょうもない記憶が残っている。
で、50分の大曲 不協和音がガンガンと長々鳴り響く。でも、シェーンベルクみたいに妙に入りくんだ情感がなくて、さっぱりしている。
超越主義者っぽく、官能性がほとんどない、ちょう真面目な曲。やっぱりアイヴス 変なひとだ。
アイブスといえば、大昔、ニューヨークの大物音楽評論家という、ショーンバークが書いた作曲家列伝集のアイブス編を思い出す。
(なんでガチガチのヨーロッパ派だったおバカな私が喜んでアメリカ物を読んでいたのか、謎です。ラフマニノフは馬鹿にしなくていい、立派な作曲家だと言う批評家は初めてだったので、内心、嬉しかってということがあるのかも)
アメリカ人がコンプレックなく賞賛できる唯一の作曲家がアイヴスなんだなぁと思った記憶があり、アイブズの印象はとっても良好なんだが、コンコード・ソナタはやっぱり難物でありました。
2018/4/19(木) 19:00開演
〈異才たちのピアニズム 3〉
トーマス・ヘル(ピアノ)
プログラム
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード 1840~60年》
トッパンホール
〒112-0005 東京都文京区水道1-3-3/
TEL: 03-5840-2200(ホール代表)
〈異才たちのピアニズム 3〉
トーマス・ヘル(ピアノ)
プログラム
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード 1840~60年》
トッパンホール
〒112-0005 東京都文京区水道1-3-3/
TEL: 03-5840-2200(ホール代表)
0 件のコメント:
コメントを投稿