2015-11-14

岩浅和子先生作品の会

下落合の某幼稚園で、岩浅和子先生作品の会が挙行されることとなったらしい。

この幼稚園は、奥さんがもう四半世紀以上前に勤めていたところで、岩浅先生は、そこで、音楽の指導をしていらしたのだとか。

その先生が残したピアノやオルガンの作品を、つながりのある人たちで演奏する、という、奥ゆかしい会らしいのだ。

ところが、奥さん、もう、ここを辞めてから、ピアノなんぞには、ずっと触れたこともないというのに、ご出演あそばすことになったんだとおっしゃる。

これは、一大事である。考えれば考えるほど、ヘラクレスの12の難行に匹敵するぐらいの、難事業ではないだろうか。

というわけで、奥さんの御壮挙を、子々孫々に伝える歴史的記憶遺産として、残しておかなければ、連れあいたるものの責務をはたしたことにはならないのではないか、と思われますのです。

ここは是非、子孫の非難を免れるためにも、音源を含めた記録を残す必要がある。

そこで、最初に思いついたのが、ローランドPortable Recorder R-26みたいなデジタル録音機を購入し、超絶ハイファイで記録するという手段だが、今更、この一回のために、4万円も投入するというのは、いかになんでもやり過ぎのようだ。財政的にも、痛たすぎる。

というわけで、次善策として、長男の婚礼時に導入したSonyのデジタルビデオカメラHDR-CX590Vを借り受けることにした。なんでも、AVCHD記録で、なんと5.1チャンネル音源がとれるらしい。

これなら、奥さんの四半世紀ぶりとなるとピアノの大演奏を記録するのにふさわしいアイテムとなるはずである。

これで、準備万端というわけで、当日、ビデオとベルボンの三脚を抱えて、会場に参上、めでたく、奥さんの大演奏を記録することに成功した。

さらに、sonyのホームビデオなんたらというソフトで、みごと、dvdーrと、bdーrに記録保存を敢行した。

まずは、目出度い。

そこで、この記録を、今の時点で、誰に見せるか、なのだが、喜んで見てくれそうな方々がどうにも思い浮かばないのであります。

はてさて、困った。困った。

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