川口総合文化センター・リリア 音楽ホールのヘンデル オペラ「ジュリオ・チェーザレ」にいく。
前に北とぴあで見たヘンデル オペラ《リナルド》と同じ団体かしらと思たんだけれど、違うみたい。北とぴあは寺神戸 亮 指揮 レ・ボレアード、こちらは、濱田芳通 指揮 アントネッロということみたいだ。
こういう古楽のオペラ団体が複数活動しているなんて、日本の古楽界もなかなかのもんだなぁ。
リリアの音楽ホールは、600席の小さいホールだけれど、いろいろ工夫して面白い舞台になっていた。
ただ、オルガンもあって、見映えはそれなりのホールだけれど、音響的には飽和するのがちょっと早いのかな。
歌い手が思いっきり声を上げると、すっきりした音がしないような気がしました。
ヘンデルのこのオペラは初めてなので、コミックな味付けが随所に出てくる今日の演出が、ヘンデルの時代と同じ塩梅なのかはわからないけれど、今の時代の娯楽として上演するという意味では、ありなんだろうね。
まあ、もともとヘンデルのオペラってエンターテイメントなので、それで構わないんだろうということです。
ただ、プリマのクレオパトラが、おきゃんな性格になっているのが、オペラの歌の世界とどれだけ整合的なのかは?かなぁ。
そうして、聴いていると、主役の曲より脇役の曲の方が面白かったような気がしたんだが、このオペラって、とっても有名だけれど、ヘンデル的にいうと超傑作なのかしらって思ってしまいました。
オンブラマイフみたいなのを期待するとちょっと違うかな。
でも、歌手陣の方々、クレオパトラはきちんと歌っていたし、カウンターテナー勢もなかなかで、十分楽しめる舞台でした。
あと、余分なことだけれど、川口から帰ってくるのが大事でした。
ホールに事前に問い合わせていた上演時間より30分以上長くかかって、帰宅するのが大変、終電にやっと間に合ったものの、午前0時を過ぎてしまいました。
(赤羽駅で、埼京線のホームがわからず、上野東京ラインに乗っちゃったのが原因なんだけど。でも、赤羽駅、いつも迷う。なんとかならんのかしら)
【オペラ・フレスカ7】G.F.ヘンデル作曲 オペラ「ジュリオ・チェーザレ」<初日(3/3(木))>
日時:2022年03月03日(木)18:30開演:18:30-22:10(17:45開場)
指揮:濱田芳通 演出:中村敬一
演目:G.F.ヘンデル作曲 オペラ「ジュリオ・チェーザレ」(原語上演字幕付き)
会場:川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
指揮:濱田芳通 演出:中村敬一
管弦楽:アントネッロ
キャスト:
ジュリオ・チェーザレ:坂下忠弘
クレオパトラ:中山美紀
トロメーオ:中嶋俊晴
アキッラ:黒田祐貴
コルネーリア:田中展子
セスト:小沼俊太郎
クーリオ:松井永太郎
ニレーノ:彌勒忠史
舞踏:聖和 笙
管弦楽:アントネッロ
バロック・ヴァイオリン:杉田せつ子・天野寿彦・遠藤結子
バロック・ヴィオラ:佐々木梨花
バロック・チェロ:武澤秀平
ヴィオローネ:布施砂丘彦
テオルボ:高本一郎
バロック・オーボエ:小花恭佳
フラウト・トラヴェルソ/リコーダー: 中島恵美
ナチュラル・ホルン: 大森啓史・ 藤田麻理絵・ 根本めぐみ・ 松田知
チェンバロ&バロック・ハープ: 曽根田駿
オルガン:上羽剛史
パーカッション:立岩潤三→わだ けい
川口総合文化センターリリア
川口総合文化センターは、埼玉県川口市にある川口市立の文化施設で通称はリリア。
地上6階のホール棟と地上15階のタワー棟により構成され、施設内最大のメインホールはホール棟にある。
収容人数は2,002席で3階席まである。座席は可変式となっているので、その時のイベントに合わせて様々な座席形式が取られる。
有名アーティストのコンサートでの利用が多いことが有名。
メインホールでは音楽コンサートの他にも、演劇、コンサート、ミュージカル、オペラ、バレエなど、あらゆるイベントに使用される。
ホール棟にはメインホールのほか、クラッシックコンサートで利用される音楽ホールや、展示会などの催しに使用する展示ホールがある。
カフェラウンジやレストランも併設されているので、ホール利用時に待ち合わせに使用するのもいいだろう。
アクセスはJR京浜東北線「川口駅」西口からすぐとなっており、好立地だ。また有料ではあるが、駐車場もあるので自家用車での来場も可能だ。
キャパシティ
(座席数)メインホール2,002席 プロセニアム型、
音楽ホール600席
住所埼玉県川口市川口3-1-1
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