クリストフ・エッシェンバッハがふるNHK交響楽団のマーラー/交響曲 第5番にいく。
エッシェンバッハのマーラーということで、なかなかに楽しみだったけれど、マーラーの細かなオーケストラが俯瞰的によく聞こえてきて、とっても面白く、N響が、いい指揮者だとやっぱり上手だなぁと思わせるパフォーマンスを発揮していました。
ということで、内容のぎっしり詰まった、すごく良いオーケストラ曲を聞かせてもらったという満足感は非常に高いものがありました。
でも、結局、バーンスタインは遠くなりにけりという演奏という感じは否めません。
マーラーが、こういうふうな、ノイローゼ感や感傷過多がほとんどない、きりっと強くて、ある種の前進のパワーをもったある曲に聞こえるというのは、今どきというか、せっかく、エッシェンバッハなのに、新世代な演奏でした。
フィナーレなんか。明確な勝利の歌だものなぁ。でも、音楽はたっぷり聴いたという感じにはなりましたので、よかったということにしましょう。
第1955回 定期公演 池袋Cプログラム
2022年4月16日(土)開場 1:00pm 開演 2:00pm(休憩なし)
東京芸術劇場 コンサートホール
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
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