ルガンスキーがラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をやるというので買った切符だったのだが、プーチンの暴発で、ルガンスキーが来日見合わせ、清水和音さんの代打公演になってしまった。
清水さんとは、どうも、あまり相性が良くない。そのうえ、併演の曲目がチャイコフスキーの交響曲第4番と、あまり気が乗らない。ということで、なんだかうかない気分で池袋に。
第1曲目。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
清水和音さん、重量感のある強い音で、出だしを奏で始める。なんだか男のラフマニノフ。 それなりにかなり気分がいい。その後もあまり情感がのってくるタイプじゃないが、ラフマニノフを十分に味わうことができました。
粒ダチがよくて、強音が目立つピアノですが、なかなかにラフマニノフっぽい感じ。第3楽章の出だしでちょとばかり疲れたかと思ったが、きちんと盛り返し、気分良くフィナーレに。情感たっぷりとはいかないので、3番よりの2番っていう感じでしたが、予想外に楽しめて、大満足。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、いい曲ダもんなあ、
休憩後
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
指揮の小泉和裕さん、大ベテランだが、実際に聞いたことがなかったので、どんな人かしらと興味しんしんです。
で、小泉和裕さん 情熱たっぷりにやるのではなく、スッキリと振るタイプみたいでした。
ただ、曲が大嫌いなチャイコ。その交響曲第4番。だけどなぁ。もう少しいい曲だったような気がしていたんだけれど、なんだか、支離滅裂というか、分裂症気味というか、正直、きいていて、とっても、ヒデェ曲。呆れたもんだと思ってしまったのでした。
ということで、曲が曲ということで、小泉さんが指揮者としてどうなのかはまったくわかりませんでした。
東京都交響楽団 第950回定期演奏会Cシリーズ(平日昼)
5月25日(水) 14:00開演 東京芸術劇場コンサートホール
指揮/小泉和裕
ピアノ/清水和音
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
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