前半はイザベル・ファウストのヴァイオリンによるヴァイオリン協奏曲ニ長調でした。美音系のソリストではないみたいで、すっきりした感じの演奏。
情感豊かというより、丁寧な表現で、いつもは、1.2楽章でうっとり、ということになるんですが、そういうことには、なりませんでした。いっぽう、普通は物足りない3楽章が、意外や楽しげで、気持ちよく聞くことができました。
ハーディングのバックは、なかなか、委曲を尽くした感じのもので、ききごたえがあります。
ただ、大好きなブラームスのヴァイオリン協奏曲としては、少しく、物足りない感じでございました。
でも、イザベル・ファウスト、会場からなかなかの喝采を受けて、アンコールにはバッハの「無伴奏パルティータ第2番」から「サラバンド」を優しく弾いてくれました。
後半の、交響曲第4番、ダニエル・ハーディングの指揮はvol.1の傾向とやはりおなじで、曲のつくりを明瞭に、すっきりと描き分けてくる感じですが、ブラームスっぽい、厚みある響きや、内にこもった情感みたいなものは、あまり感じられません。
正直、ブラームスについては、単純な私なんかと、知的なハーディングの相性は、あまり良いとはいえないみたいでした。
さて、来週のAll Brahms vol.3はどうなんでしょう。
さて、来週のAll Brahms vol.3はどうなんでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿