カンブルランがブルックナーを振るというので、横浜みなとみらいホールへ。
前半
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲
若いモーツァルトをいきいきと。
次に、モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番
ピアノはピョートル・アンデルシェフスキさん。あまり知らないけれど。実力者みたい。
でも、モーツァルトのピアノ協奏曲、傑作の森で、第24番は有名曲だけれど、満足できる演奏はなかなか難しい。アンデルシェフスキさん、美音系ではないみたいで、内面派なのかもしれないけれど、もう少し、音に抜けきった純度がほしい。
アンコールはベートーベンのバガテル
後半、おまちかねのカンブルラン ブルックナー 交響曲 第4番。マーラーは聴いたことがあって、なかなかと思ったけれど、ブルックナーはどんのもんだべ。
で、第一楽章、出だしから、ホルンは好調だったけれど、全体として、鳴りが良くないみたい。なんだかなあと思ったが、2楽章に入いると、がぜん乗ってきて、良い感じに。
なんというか、美音系のブルックナー。横の流れ優先で、あまり、ブルックナーっぽくはないが、なかなか、聴き映えがする。独墺系の響きはなしないけれど、今どきの整理整頓、分析系でもない。
とくに、管のソロパートが際立って魅力的に聴こえてきて、これがブルックナー?、っていう感じ。ラテンっていうことなのかしら。
でも、これほど美しいと、ごリごりのブルックナー信者以外は文句のつけようがないんじゃないでしょうか。大満足でありました。
読響みなとみらいホリデー名曲シリーズ 第106回
2018/9/23(日・祝)13:30 開場 14:00 開演
横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮=シルヴァン・カンブルラン
ピアノ=ピョートル・アンデルシェフスキ
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番
ブルックナー:交響曲 第4番「ロマンティック」
0 件のコメント:
コメントを投稿