2021-01-13

2022年デビュー20周年に向けて Vol. 2 上原彩子 ピアノ・リサイタル ショパン&ラフマニノフの世界

上原彩子さん、なにしろ、藤田真央くんが2位だったチャイコフスキー・コンクールで、ピアノ部門日本人唯一の1位を獲得した方だそうなので、じっくり聞いてみた方がいいと思っていたのだ。

そこで、上原彩子の2022年デビュー20周年に向けて Vol. 2  上原彩子 ピアノ・リサイタルにいってみる。

曲目はショパンとラフマニノフ。ラフマニノフなら得意そうなんじゃないでしょうか。

コロナでホールは半分くらいの入りでありました。

前半

ショパン…24の前奏曲/前奏曲Op.45

ピアノがヤマハだからなのか、あんまり聴いたことのない音がする。

響きが多めのグランドマナーな演奏。

恐らくピアノのせいばかりではなく、上原さん自身が持っている音なのだろう。

なかなか腕が立つよなぁという感じ。堂々した演奏で変化にも富んでいて、色々な音が出てきて感心してしまう。

でも、なんというか、腺病質なショパンのイメージとはかなり遠い、たくましい感じの演奏。ポエジーが少し足りないというか、まあ、はじめから、そういう狙いではないんだろう。


後半

・ラフマニノフ:プレリュード嬰へ短調 op.23-1/同変ホ長調 op.23-6/ショパンの主題による変奏曲ハ短調 op.22

やっぱりショパンよりはラフマニノフ向きみたいです。

ピアノのダイナミックスを上手に使いこなしている感じでした。

奥さん、上原さんて、花がないタイプかなぁとおっしゃる。

そういうことかもしれないなぁ。まあ、仲道さんみたいに花しかないのと正反対っていうことか。そういう意味じゃあ、さすが、チャイコフスキー・コンクール1位っていうことかもしれません。

というわけで、やっぱりチャイコのコンチェルトでも聴くとスカッとくるのかもしれません。今度は、そっち方面を試してみようかしら。

悪口じゃないよ なかなかのピアニストでした。


【アンコール曲】・ラフマニノフ:プレリュード op.32-12

・ショパン:マズルカ op.63-3

・ショパン:小犬のワルツ



2022年デビュー20周年に向けて Vol. 2

日時

2021年1月13日(水) 19:00

開場 18:20/ 終演予定21:00

会場

東京オペラシティコンサートホール

上原彩子 ピアノリサイタル

ショパン&ラフマニノフの世界

[出演]

上原彩子(Pf)

[曲目]

・ショパン:24のプレリュード op.28/プレリュード嬰ハ短調 op.45

・ラフマニノフ:プレリュード嬰へ短調 op.23-1/同変ホ長調 op.23-6/ショパンの主題による変奏曲ハ短調 op.22


【アンコール曲】・ラフマニノフ:プレリュード op.32-12

・ショパン:マズルカ op.63-3

・ショパン:小犬のワルツ


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