ランゴーの交響曲全集のSACDを買い込んで、なかなか面白い作曲やなぁと思っていたら、都響の定期で、SACDで振っているトーマス・ダウスゴーがきて、振ってくれるらしい。
前日はブロムシュテットマーラー9で連チャンになってしまったが、老体に鞭打ち東京芸術劇場コンサートホールへ。
いろいろ間違って、切符を3枚も買ってしまい、1枚は友人(昨日とは別の人)におしつけたものの、おくさんが体調不安で欠席だったので、1枚は無駄になってしまった。
1曲目
ランゴー:交響曲第4番《落葉》
この曲、いろんな音がして、やはり、なかなか面白い。まとまりにかけるというか、展開が良く分からんというか、変化を追うのに忙しいけれど、聴いていて、楽しいといっていいのでは。指揮も明快、剛毅にキッパリと鳴らして気分がいい。
2曲目
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
なかなかの佳曲であります。
シューマンしい内面的でインティメートな情感に満ちていて、ああ、シューマンていい音楽だなと思う。宮田大さんのチェロもノーブルな音で、きちんと聴かせてくれました。
ただこの前半の2曲、ずうっと補聴器のハウリングがしていて極めて不快、おおいに感興をそいでくれちゃいました。
休憩後、
二ールセン:交響曲第4番 op.29《不滅》
この《不滅》というニールセンの有名曲。いままで、あまり良いと思ったことがなかったが、ダウスゴーで聞くと、明快、率直で剛毅、なかなか聞き映えがする。
ランゴーに比べて、わかりやすく、曲の流れもつかみやすいので、なるほど有名曲だけあるなぁと思う。
おそらく。ダウスゴーの指揮がツボにはまっているのだろう。予想した以上に良い指揮者だったと思う。
終演後、友人と落ち合い、東京芸術劇場の2階Café des Arts(カフェ&アートスペース)でコーヒーを、30分ほど、旧懐を温めたのでした。
都響 第960回定期演奏会Cシリーズ
日時:2022年10月16日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:東京芸術劇場コンサートホール
トーマス・ダウスゴー ミヤタダイ
指揮/トーマス・ダウスゴー
チェロ/宮田 大
曲 目
ランゴー:交響曲第4番《落葉》
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
二ールセン:交響曲第4番 op.29《不滅》
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