7時40分ごろ入店。平日なのに、ほぼ満席の盛況ぶりです。
まずは
炙ったズワイガニと冷たいフルーツトマト。
ガビンと脳髄直撃。シェフ談、単純だけれど、わかる人はわかるでしょ。これで、まずは、お出迎えということだそう。もう、すべてお見通し、シェフの掌で踊らされております。
雲丹とジュレ これは前に喰った。当然うまし。
あまだいのうろこ焼き これも、だいぶん以前に食べて、大喜びしたやつ。ひさしぶりで、うれしい。
次は、えびとぶたを、野菜の葉に包んで,煮たもの。 初お目見え。面白い組み合わせです。野菜は、食感を残すため、別に料理して、あとで巻いたそう。さすが、いきとどいておりますなぁ。
メインは、イノシシのロースト。
これが激うま。希少部位の美味しいところだそう。牛なんか出すと、おこっちゃうでしょと、シェフ。ほんと、掌の上。
パスタは、くいしんぼの我が家向けに、最後。
ゆりねのスパゲッティ このゆりねの甘いこと。ほんと、オットは、野菜が絶品。
あと、くいしんぼの私にはもう一品。
かきのスパゲッティ
オットのパスタ、ほんとおいしいなぁ。
と今日も、素晴らしい品々でした。
デザートに珍しくロールケーキがあるので、それをチョイス。これは、いまの進歩版オットのデザートらしく、上品系。十分旨いけど、ロールケーキはあんまりお上品じゃないのがいいなぁと勝手な感想。
生ビールに
赤は、
Pian Dell'orino BRUNELLO DI MONTALCINO 2003
新進のバイオダイナミック農場ということらしいが、エレガントで、極めておいしい。オットで飲んだ奴の最上級かも。
ということで、食後、テーブルに来てくれた山形シェフといろいろご懇談、上機嫌で、お店を出ました。
これで、〆て、35000円弱。文句のつけようがありません。ご馳走さまでした。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
BRUNELLO DI MONTALCINO 2003
・ 味わい フルボディ
・ 色 赤
・ ヴィンテージ 2003
・ 産地 イタリア トスカーナ D.O.C.G ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
・ 品種 ブルネッロ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)100%
・ 醸造 木製タンクにて35℃の温度管理を行ない、野生酵母を使い醗酵。醗酵後、果皮と共に6週間の侵漬を行います。
・ 熟成 スロヴェニア産オーク樽(25hl)とトノー(5hl)にて40ヶ月熟成
・ 飲み頃温度 18℃
熟した黒い果実や乾燥イチジクアロマに ハーブ、ミネラル、スパイス等が感じられます。
ひと口目は引き締まったタンニンとしっとりとした果実味。 そしてふた口目には黒系果実が口の中に広がります。
収穫後更に選果台で完璧な果粒だけを選別した甲斐もあり 透き通るような果実味に心が洗われます。
特筆すべき滑らかなタンニンとキメ細かな味わいのエレガンスに満ちたスタイル
ピアン デッロリーノのワインの特徴はその味わいの純粋さにあります。モンタルチーノの南部、標高420mの所に10ヘクタールの畑を所有し、
そこで限りなくビオディナミに近い有機農法でブドウを栽培しています。畑には一切化学肥料を使用せず、そのために土壌が見ただけでわかるほどイキイキとしているそうです。
果実の旨味、美味しさをダイレクトに感じながらも、そこに土壌がもたらすさまざまなミネラルの美しいニュアンスが存在しています。
そして特筆すべき滑らかなタンニンとキメ細かな味わいのエレガンスに満ちたスタイルが特徴です。飲んだ後もずっと口の中にその心地よい旨味が残ります。
ピアン デッロリーノ Pian Dell'orino
オウナーブルネッロの様々な生産者を育て上げてきたピアンデッロリーノピアン・デッロリーノは、
モンタルチーノ近郊でコンサルタントとして活躍するドイツ出身のヤン ヘンドリック エルバッハ氏が妻のカロリーネと一緒に経営するワイナリーです。
1996年設立の若いワイナリーですが、ヤン氏は同じモンタルチーノの「ポデーレ サリクッティ」のコンサルタントを務める等、
ブルネッロのさまざまな生産者を育て上げてきた実績もあり、当初から注目を集めていました。
モンタルチーノのテロワールを最大限に尊重
ヤン氏はドイツやフランス、トスカーナ等様々なワイナリーを始め、スコットランドのウィスキー蒸留所でも経験を積み、様々な国で飲まれるお酒の味を経験してきた人物です。
その為自らが作るワインは、世界各国の人々が楽しめる均整の取れたスタイルであり、かつモンタルチーノのテロワールが最大限に尊重されたワインです。
ヤンは現在も『鼻と口、そして喉を通る全ての感覚が完璧に調和する究極のバランス』を目指しています。
葡萄一房一房に対して100%の力を注ぐ完璧主義
畑はモンタルチーノの南部、標高420メートルの所に10ヘクタールを所有しています。ヤン氏は徹底した完璧主義者です。
醸造家としてモンタルチーノで活躍するヤンですが、「良質なワインは良質な畑から」という信念を持ち、自らのワインに対して最も力を入れるのは「畑仕事」です。
モンタルチーノの畑は5~6歩動けば土の色が変わり、転がる石の大きさも異なる様々な個性が入り組んだ土壌です。その異なる土壌の性質に合わせて、葡萄の手入れを行います。
畑ブドウの完熟度合いによって収穫を細かく行なう 完熟した葡萄を得る為に、右から左へ順番に収穫を行うのではなく、
葡萄の完熟度合いによって収穫日を変える為、同じ畑の中でも収穫は幾度にも渡り行われます。
同じ畑の中でも生育の早い樹の列と遅い樹の列がある為、杭の頭に赤、青、黒、緑の色を塗ってその色の杭毎に収穫を行います。
栽培する一房一房に100%の力を注ぎ、その中で最も良かった葡萄を「リゼルヴァ」→「ブルネッロ」→「ロッソ」という順番で使っていきます。
カンティーナ極力自然な環境に近づけた醸造所
ワイナリーもなるべく自然な環境で醸造を行いたいという考えから、建物の内壁から床、柱に至るまで全て自然の素材からできた建材を使ったワイナリーを2008年に建設し,
葡萄に極力負担を掛けないようにする為、醸造行程を追うごとに重力で下ろしていける様に設計されています。
また、極力自然な空気をセラーに入れる為に床の所々に地面が剥き出しになっています。更に醸造面においては徹底して良質な樽を導入。
樽の仕入れ先は有名なメーカーではなくとも、いい樹を仕入れる事ができ、かつ屋内ではなく必ず屋外で木材を保管し、細かいトースト具合から樽材の厚さまで注文できるトネリエ(樽職人)のみから樽を購入します。
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