2024-05-15

ヒラリー・ハーン[ヴァイオリン] アンドレアス・ヘフリガー[ピアノ] 《ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲》 @ 所沢市民文化センター ミューズ アークホール

ヒラリー・ハーンの《ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲》を聴きに、所沢市民文化センター ミューズ アークホールまで出かける。

水戸で聴いたベートーベンのソナタがいまいちピントこなかったので心配だけど、やっぱりハーンだと期待してしまう。

でも 心配は杞憂でした。

ゆったりとしたテンポで、ハーンの美音全開の素敵な演奏だった。ヴァイオリンは例のグァルネリ・デル・ジェス1743年製「イル・カノーネ(大砲)」のヴィヨームのコピーなんだろうが、グァルネリはストラディと違って、中音が豊麗で、極めて美しい。

それに、なにしろ 曲がいい。昔は1番が好きだったが、今は 1番、2番、3番と年をふるごとに曲の充実度が上がってゆくのを 実感できるようになってきた。

で、ハーンなら 3番はもっと上の演奏も期待できるじゃないかなと思いましたが、大満足だったのは違いありません。

あと、根拠はないんですが、日程的にいくのが難しかった東京のコンサートにやっぱりいくべきだったかなぁ、などと思いました。






ヒラリー・ハーン[ヴァイオリン] アンドレアス・ヘフリガー[ピアノ] 《ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲》

日 時    2024年5月15日(水)18:15開場/19:00開演

会 場    所沢市民文化センター ミューズ アークホール

出 演    ヒラリー・ハーン[ヴァイオリン] 公式サイト

アンドレアス・ヘフリガー[ピアノ]

曲 目    《ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲》

ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78《雨の歌》

ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100

ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108


所沢市民文化センター ミューズ アークホール

所在地: 〒359-0042 埼玉県所沢市並木1丁目9−1

開業: 1993年

電話番号: 04-2998-6500

延床面積: 29,115.975m²






ぎょうざの満洲 航空公園駅前店 @ 埼玉県所沢市並木

ハーンの演奏会前の腹ごしらえ、ぎょうざの満洲 航空公園駅前店にいくことにする。何でも、埼玉ローカルの餃子チェーンで、埼玉では、王将より満州なんだとか。

でも、三男から、やめたほうがいい、王将とおんなじ、地雷だよと、ご親切なアドヴァイスが。

で、3日間懸命に所沢の行けそうな町中華を探すも、ヒットせず。三男からあれだけ教えてあげたのにという蔑みの視線をうけつつ、ぎょうざの満洲に大決定したのでした。

所沢に行ったら、もちろんオットなんだけど、演奏会の時間と被るし、丁度長期休暇中で、あきらめるしかなかったんだもんね。

で、ぎょうざの満洲 航空公園駅前店、事前に三男の警告をきいていたせいで、餃子の王将 王子店で受けた衝撃は受けずに済みました。

期待しなけりゃ、大丈夫なんでしょう。人手不足らしく、オペレーションがいっぱいいっぱいで、時間が予想上にかかって、コンサートに遅れるかと心配になったという、おまけつきでしたが。






ぎょうざの満洲 航空公園駅前店

04-2998-3641

埼玉県所沢市並木3-1-3 UR都市機構所沢パークタウン駅前通り3 1F

西武新宿線「航空公園」駅東口から徒歩3分程度

営業時間 11:00 - 21:00  L.O. 20:30

■ 定休日 1/1・1/2

~¥999

カード可

席数    58席

全席禁煙

駐車場    有

所沢パークタウン商店街に提携駐車場あり(お食事・お買い物をされた方は90分無料)

カウンター席あり

子供可

 http://www.mansyu.co.jp/


備考    

※宅配・チルド販売専門

特売日は水・土曜日

2024-05-11

武満徹:鳥は星形の庭に降りる ベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」 マーラー:大地の歌   指揮:ジョナサン・ノット ソプラノ:髙橋絵理 メゾソプラノ:ドロティア・ラング テノール:べンヤミン・ブルンス 東京交響楽団 川崎定期演奏会第96回 @ミューザ川崎シンフォニーホール

ミューザ川崎にノットの「大地の歌」を聴きに行く。たのしみ。


1曲目 武満徹:鳥は星形の庭に降りる

充実期の良作。初期ほど、激しくはないが、とげがあまりない後期ほどゆるくもない、適度な、緊張があって、非常に美しく、心地よい曲だ。ユルフンのメシアン聴いているよりずっといいんじゃないかしら。

2曲目 ベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」

ベルクとしては、情念のうねりみたいなものは、そう強烈ではないのかも。ソプラノの髙橋絵理さん、声がまだすこし若い感じでした。

休憩後 マーラー:大地の歌

なんとも絶美の曲であります。アプシートなんか聴いていると涙目になってしまうのをこらえ切れません。

ノット やっぱりマーラーが上手。ため息ものです。


きょうは、父の命日。その告別式でもながした曲を聴くということで、なかなか感慨深いものがありました。












東京交響楽団 川崎定期演奏会第96回 ミューザ川崎シンフォニーホール

2024.5/11 土 14:00 

■ 指揮:ジョナサン・ノット

■ ソプラノ:髙橋絵理

■ メゾソプラノ:ドロティア・ラング

■ テノール:べンヤミン・ブルンス  



2024-05-10

インドレストランTAJ ターズ

花菜ガーデンの後、お昼はどうしよう、赤ん坊連れなので、ファミレスかな、ジョナサン?ガスト?と思ったが、ターズ というインド料理の店があるのを思い出す。あそこなら赤んぼがいても、大丈夫だよねと、むかうことに。

インド料理なのに、こあがりの座敷席があって、好都合(居抜きなのか、サラダのお皿は中華用でツタ)。

バターチキンカレー辛味1(長男)、ダルタドカ辛味1(奥さん)、キーマカレー辛味3(わたし)にナンを注文。

ファミレスよりかずっと良い、満足なお昼になりました。

バターチキンカレー辛味1





















セットのサラダ


キーマカレー辛味3




ダルタドカ辛味1




花菜ガーデン バラ

時期になったので、 花菜ガーデンの春バラをみにいく。

丁度、長男が電話してきて、孫(男)を連れて一緒に行くとのこと。車に乗せて行ってもらえることに。らくちんで大助かり。

花菜ガーデンお年寄りが多数詰めかけていて(私たちと御同様)、大盛況。バラは少し、盛りの末期かしら。まあ、でも、春バラはやはり良いね。

今年は、生田に行く元気がないので、これで、春のバラは見納めです。


























2024-05-04

Salicus Kammerchor第9回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4 《白鳥の歌》@ 台東区生涯学習センター ミレニアムホール

シュッツを生演奏で聴きたいというのは、長年の希望で、それがかなったのは、2021年に市ヶ谷の教会であったムシカ・ポエティカという団体のコンサートでした。

ただ、ムシカ・ポエティカはほぼアマチュアという感じの団体だったので、教会で素人の讃美歌を聴いたという感じはいなめず、もう少し、レヴェルの高い演奏も聴いてみたいと思ったのは正直な感想でした。

そんなところ、Salicus Kammerchorという団体の第9回定期演奏会で、シュッツの 《白鳥の歌》をやるというのを偶然ネットで発見、チケットをゲットして、なんだか、かなり僻地にある台東区生涯学習センター ミレニアムホールに 楽しみにしながら、でかけたのでした。

Salicus Kammerchorは東京藝術大学バッハカンタータクラブを背景に持つ団体ということで、専門の音楽の教育を受けたプロという感じです。この団体、バッハを中心にルネッサンスや、バロックなど多様な音楽を演奏しているようで、なかなか、面白そうな合唱団でした。

で、シュッツの《白鳥の歌》ですが、正直、初めて生でシュッツのまともな演奏を聞けて、極めて喜ばしいという感じです。

そして、この団体は、多様な様式の古楽を手掛けているだけあって、ガチガチのゲルマン精神によろわれたシュッツというより、もっと多彩で、色どり豊かなシュッツでした。

シュッツって、イタリア留学して才能が開花したんだっけなあと納得できるような演奏で、聞いていてとても麗しい時間を過ごすことができました。

Salicus Kammerchoには、今後も、シュッツをきかせて欲しいもんですが、これがシュッツシリーズの最終回らしいので、残念ですが、無理みたいです。

でも、どうか、そんなこと言わないで続けてくださいな。お願い。

あと、見果てぬ夢の夢といえば、ドレスデン聖十字架合唱団で生のシュッツを聴くことですが、死ぬまでかなわぬ僥倖なんでしょうなぁ。涙。





Salicus Kammerchor第9回定期演奏会

ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4  《白鳥の歌》

Heinrich Schütz

ハインリヒ・シュッツ​《詩編119 白鳥の歌》

演奏:Salicus Kammerchor

指揮:櫻井元希

2024年5月4日(土)14:00開演(13:30開場)


台東区生涯学習センター ミレニアムホール


Salicus Kammerchorは第6回定期演奏会からハインリヒ・シュッツの音楽に取り組んでいます。

シリーズ最終回となる今回は、彼の晩年の大作『詩編119』を演奏いたします。

この作品集はシュッツが最後に作曲したことから《白鳥の歌》と呼ばれています。

シュッツは自らの死への備えとして、自分の追悼説教の題辞として詩編119編第54節を選び、

クリストフ・ベルンハルトにこのテキストに基づいたモテットの作曲を依頼しました。

この曲が現存しないのは非常に残念ですが、完成し彼のもとに届けられたそうです。

シュッツは自らもこの詩編119の全体に作曲し、これを生涯最後の作品として仕上げました。

今回はこの記念碑的作品を全曲演奏いたします。

シュッツが生涯の最後に何を観たのか、皆様と共に味わう機会になればと思っております。


Salicus Kammerchor


Soprano : 相澤紀恵 鏑木綾 小林恵 徳田裕佳

Alto : 金成佳枝 上村誠一 高橋幸恵 渡辺研一郎

Tenor : 金沢青児 菊地海杜 佐藤拓 柳嶋耕太

Bass : 大村燎平 小藤洋平 鳳城昊 松井永太郎

Vne. : 角谷朋紀

Org. : 新妻由加

2024-04-27

土曜マチネシリーズ 郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル
 @ 青葉区民文化センターフィリアホール


郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル
を聴きにフィリアホールへ。

郷古 廉さん、正直あまり知らない人だが、2024年4月からN響の第一コンサートマスターになったらしい。


日本の男性の若いヴァイオリニストって三浦文彰さんぐらいしか知らないので、なかなか楽しみ。

で、郷古さん 少し線が細いが綺麗な音。シャープでクリアな演奏。ただ、ガッツリ ドイツ音楽 ベートーベンを聞いた感じはあまりしなかった。

いまのところは、現代ものがあってるのかも。シェーンベルクの幻想曲は良い感じでした。


で、また聞きたいかというと、微妙かな。女性の若いヴァイオリニストはいっぱい良さそうなひとがいるみたいなんだがなぁ。



2024年4月27日(土) 14:00開演(13:30開場) 16:00終演予定


Saturday 27 April 2024, 14:00

土曜マチネシリーズ  第8回

郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル


Goko Sunao & Kitamura Tomoki Violin&Piano Duo Recital

公演時間 Duration:

約120分

休憩 Intermission:あり(約20分)

青葉区民文化センターフィリアホール



 

出演者Performers

ヴァイオリン◎郷古廉
ピアノ◎北村朋幹

GOKO Sunao, Violin
KITAMURA Tomoki, Piano


プログラムProgramme

ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op. 23


武満徹◎悲歌(エレジー)


ヤナーチェク◎ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7


シェーンベルク◎幻想曲 Op.47


ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op.24





峻厳、鮮烈!異なる個性が世界に刻む、渾身のデュオ

現代のヴァイオリンとピアノの在り方を、真摯に追及する二人。
ソロ・室内楽に加え、近年ではN響ゲスト・コンマスとしてオーケストラ・ファンにも名声が広まるヴァイオリニスト・郷古廉。ロマン派からジョン・ケージなど現代曲まで広い領域のピアノ作品の紹介に精力的に取り組むピアニスト・北村朋幹。それぞれ登場経験のある二人の名手、意外にもフィリアホールでデュオでの登場は初になります。とはいえ、同世代としてすでに頻繁に共演し、息の合ったアンサンブルを披露してきた二人、その相性の良さはすでによく知られるところです。
二人の演奏に共通するのは、音色に対する現代的で鋭敏な感覚と、歴史研究の結果として導き出される、踏み込みの深い表現。今回提示されたプログラムも、その美質を存分に味わえる名曲が揃っています。武満、ヤナーチェク、シェーンベルクと、深い感性と正確な技術がなければ制御できない難曲に加え、冒頭と最後に置かれたベートーヴェンのソナタは、郷古氏が近年腰を据えて取り組んできた曲でもあります。特に名曲「スプリング・ソナタ」で、二人はどのような世界を見せてくれるのか? 乞うご期待!