2015-09-29

指揮/オリヴァー・ナッセン ピアノ/ピーター・ゼルキン 東京都交響楽団 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番外 @サントリーホール

ピーター・ゼルキンがブラームスのピアノ協奏曲第2番を弾くという。これは、やっぱり、きいてみたいなということで、サントリーホールの都響定期にいってみた。

9列目の中央の席なので、音が全部、頭上を通り過ぎていきそうだけれど、ピーター・ゼルキンをかぶりつきで、ということで、それもいいかっていう感じです。

前半は、
ナッセンのフローリッシュ・ウィズ・ファイヤーワークス
シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽 op.34
武満 徹:精霊の庭
という、面白そうなラインナップ。

ナッセンっていえば、「怪獣たちのいるところ」だけれど、指揮もするんだ。で、すげえ巨体が杖をつきつつ登場、おくさん、なんだか、ご本人も怪獣みたいと、失礼なことをおっしゃる。(ゴメン)

で、三曲とも、なかなかに聴き映えのする演奏で、エモーショナルというか、エスプレッシーボ(武満すらそんな感じ)の音楽が、なっていた。でも、あざとさは皆無で、自然体。気持ちがいい。
シェーンベルクって、なかなかじゃん、などと思いましたです。

後半、いよいよゼルキンのブラームス、ピアノ協奏曲第2番。
ゼルキン、休憩中にでてきて、セットされたかなり古めかしいピアノ(スタインウェイでした)をいつくしむように試し弾き?(バッハかな?わからん。)しばらく、ピアノと会話した後、楽屋に引き上げました。やっぱり、ユニーク。かっけぇなぁ。

そして、ピーターのピアノ協奏曲第2番、普通とは、だいぶん趣の違うものでした。極めて、インティメートというか、内省的な演奏。ブラームスなので、グランドマナーの立派な響きがするのはあたり前みたいなはずなんだけれど、威圧感がまるでない。音が優しく心から心にとどけられる、ていう感じでありました。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番、なんて美しい曲なんでしょう。ほんと、うっとりでございました。おそらく、ブラームスの最高傑作、こういうのを超絶名曲っていうんだよなぁ。しみじみ。

ナッセンのバックも、自然体でエスプレッシーボ、とっても、感じが良くって、ぴったりでした。



都響 第794回 定期演奏会Bシリーズ
サントリーホール
[出演]
指揮/オリヴァー・ナッセン
ピアノ/ピーター・ゼルキン*
[曲目]
ナッセン:フローリッシュ・ウィズ・ファイヤーワークス(1993)
シェーンベルクの映画の一場面への伴奏音楽 op.34
武満 徹の精霊の庭(1994)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83*

2015-09-28

鮨一新 (イッシン) @台東区浅草 観音裏 その10

小岩の彼岸花のお寺「宝蔵院」と亀戸萩のお寺「龍眼寺」で時間を潰した後、観音裏、鮨一新へ。

始めは一人だったけれど、月曜なのに、6時半頃には、6人ほどになって、まあ、ちょうどいい塩梅。

大柄の一人客が最後に入ってきて、親方とお弟子さんが「おめでとうございます」なんて、あいさつしている。

はて、どっかでみたぞ。ああ、井筒親方かあ。愛する寺尾の兄貴だよね。なんだか、とっても忙しくって、たいへんそうなことおしゃっていたが、そういえば、鶴竜が優勝だったなぁ。などと、品悪く様子見。

親方、いろいろ、好みを注文、育ちがよくって(まさに、ぼんぼん)、とってもいい感じでありました。

さて、当方は、
歩きつかれたので、生ビールを2。そのご、木綿屋、菊姫。

わかめ

しろばい貝 ゆで
いくら

うすづくり
かわはぎ きも
そげ

あかがい、みるがい、たいらがい磯辺

かつおたたき

のどぐろ 焼き魚

あゆ うるか

こはだ
いわし
すみいか
かじきづけ
ちゅうとろ
えび ぼいる
しゃこ つめ
あなご

かんぴょうまき さびなし

ついか あかみ 病み。上がりの常連の注文で出していたので、便乗

しめて、21000円ちょっと。ごちそうさま。









2015-09-23

フィーコディンディア シチリア料理@厚木 その10

奥さんが、里帰りから戻ったが、すぐに夕食造りをさせるというのは、不穏当との誹りを免れない恐れが。

そこで、フィーコディンディアに予約、次男とあわせ3人でdinnerとする。

白グラス。シャルドネ*5 

残念ながら、シルバー・ウィークの連休最終日のためか、黒板のアラカルトがあまりなく、選択に苦心する。

アンティパスタ はみんなウマでした
シチリア流 いわしフライ
たこのにもの
シチリアのストリートフード・熟成豚バラ肉のネギ巻きグリル

パスタ
夏野菜のクスクス 漁師風?ソースをかけて  

激うま、とくに漁師風?ソースが(地中海のどっか田舎の島のレシピを参考にしたんだそう)。いままでのフィーコディンディアのパスタのベストと思われる。なんでも、シェフの自信作なのに、厚木あたりでは、クスクス知っている人が少ないのか、注文があまりなくて、しょげているんだとか。
そりゃ、お気の毒。若いお客が多いので、クスクスくらいは、知っててもよさげだがなぁ。

北海道舞茸のスパゲッティ
トマトのスパゲッティ

メイン
かますの香草焼
和牛イチボのカチョカヴァッロチーズ包みグリル 塩がきつすぎ、勇敢なのは評価するけどね

あかボトル タンクレディ やっぱりのみやすい、もう少しタンニンがほしいけど

〆て28000円ほど。なかなかに、満足感のたかい、食事になりました。ごちそうさん。

帰りぎは、励ましの意味で、シェフにクスクス美味しかったですとつたえ、店をでる。(ほんとは、クスクス、カサマイアの絶品みたいに、もうすこしアルデンテだとパーフェクトなんだけど、今日は、それについては、ノーコメントということで)

フィーコディンディア、ちかごろ奥さんの評価が高く、県央地区ベスト・レストランに認定とあいなる勢いであります。



フィーコディンディア イタリアン
050-5872-6571 (予約専用番号)
046-265-0297 (お問い合わせ専用番号)
神奈川県厚木市旭町1-24-16
[火~金] 11:30~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O)
[土] 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O)
[日・祝] 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O)
定休日 月曜(月曜が祝日の場合、翌火曜休み)、第1火曜
[夜]¥6,000~¥7,999 [昼]¥1,000~¥1,999
カード 可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX)
席数 36席
駐車場 有
http://ficodindia.jp/
夜:パン代300円

2015-09-22

かねひで  とんかつ@海老名市下今泉

タベログ通信 その116

連休中、奥さん里帰りのため、夕食の算段が必要。第2弾は、海老名市下今泉のかねひで というとんかつや屋にする。

タベログなどをみると、正直微妙かなと思ったが、とんかつ好きのサイトに訪問記が乗っていたので、試してみることに。

次男と二人、車に乗り込み、6時頃到着。連休中なのに、先客は2名一組のみ。
サービスの女性が、揚げてが出前中で、帰るまで、10分くらいかかるとのこと。なかなか、珍しい体験だが、外にあてもないので、待たせていただく。

のんびり、テレビの相撲を観戦していると、しばらくして、ご主人が帰ってくる。

ロースカツ定食(次男)、ヒレカツ定食(わたし)各1300円を注文。わたし、生がないので、瓶ビール一番絞りをたのむ。

ネットに揚げがきついとのっていたけれど、予想をうわまわる揚げの強さで、正直、評価するにあたらずという感じ。

これなら前に何回か行った綾瀬の「高座」のほうが、随分いいのではというところでした。残念。
 


かねひで  とんかつ
046-232-2900
神奈川県海老名市下今泉4-1-15
営業時間 火~日 11:00~14:00/17:00~20:30
定休日 月曜日
[夜]¥1,000~¥1,999[昼] ~¥999
カード 不可
席数 28席 (テーブル6卓20席 座敷2卓8席)
個室
全面喫煙可
駐車場 有(7台)

2015-09-21

博多天ぷら なぐや てんぷら、定食・食堂@厚木市妻田東

タベログ通信 その115

連休中、奥さん里帰りのため、夕食の算段が必要。第1弾は厚木の246号沿いの博多天ぷら なぐやにする。ここは、父親が存命中、海老天を喰わせておけば文句が出ないということで、2、3回利用したことがある。

天ぷら屋というより、てんぷらしかない定食屋というところで、てんぷらのラベルをつけるのは、ちゅうちょするが、安いので、いいんじゃない、うどんでいえば丸亀製麺の位置づけというところか。

次男と二人、海老天定食(1280円)を、注文。ビールは金麦しかないということで、発泡酒を飲む羽目に。ま、アルコール入りの水と思えば、良いのかも。昔のものよりはだいぶん進化しているみたい。バドワイザーなんぞを飲むなら、これで、十分。

で、博多天ぷら なぐやですが、いちおう、あげたてに近いということで、てんぷらと思わなければ、てんぷらオンリーのお安い和定食ということで、ぎりぎり、値段相応というところ。


博多天ぷら なぐや 天ぷら、定食・食堂046-225-7979
神奈川県厚木市妻田東3-2-1
営業時間 11:00~22:00 [LO21:30]
年中無休
[夜] [昼] ~¥999
カード 不可
席数  32席 (カウンター:28席、テーブル:4席)
完全禁煙駐車場 有(27台)
カウンター席あり
http://gourmet.walkerplus.com/114005272002/

2015-09-19

健 菜 喰 楽 - たわわ 居酒屋@秦野市鈴張町

タベログ通信 その114

知人の飲み会で、もしかしたら、よいかもと思っていた健 菜 喰 楽 - たわわ にいってみる。
駅から遠くて、タクシーで1000円ほどの距離になる。

3000円のコースを頼む。

つきだしに さつま揚げとコーンの揚げ物を別注

前菜盛り合わせ 3種
お刺身盛り合わせ 3?品
真鯛のみぞれ蒸し
鮭ハラスの西京焼
海老真丈変わり揚げ 蓮根餅挟み 椎茸詰め
鰯ときのこの土鍋ご飯

生ビール、黒竜、新政、緑茶梅酒割り ほか

〆て、24000円ほど。

秦野市内の飲み屋として、いままでで、ベストかもしれない。遠いのがかえすがえすも残念だが、また利用したいという気になりました。よかった、よかった。



健 菜 喰 楽 - たわわ  
所在地 〒257-0055 神奈川県秦野市鈴張町5-16
TEL&FAX 0463-83-3936
代表者 長谷川 健太
営業時間 17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日 木曜日
駐車場 6台完備
http://www.hadano-tawawa.com/

2015-09-13

オット イタリアン@所沢 その17

ミューザ川崎で、マーラー3番をきいたあと、横浜に戻り、湘南新宿ラインで池袋を経由し、西武レッドアローに乗り、所沢に。

ちょっと、遠まわりだが、オット が改装で、おやすみだったこともあって、しばらく行っていない気分だったので、いい機会だということにする、

6時に無事入店。日曜だけれども、今日は超満員ではなかった。

アミューズ しらうお、つぶがいのアヒージョ うま

かるく炙ったさばのカルッパチョ ウイキョウ、トマティロ、小夏のサラダ  小夏とあわせて、なかなかだが、さばは鮨との勝負に勝つのはやはり、大変

フレッシュポルチーニ茸のスープ 秋だ、スープというより、浅い煮込み、おいちい
黒ムツの炭火焼、モンサンミッシェル産ムール貝のヴァポーレ  モンサンミッシェル産ムール貝、季節ですね、やっぱり、おいしい

スモークした伝助穴子のパスタ バペッテ このごろ伝助穴子に凝ってるのかな、よくでてくる

ビュルゴー家のシャラン鴨 カナール・エトゥフェのロースト 

自家製パン フォカチャとチャッパタ チャッパタが石塚君作のころとかわって、より洗練系に。単体だと、悪くないんだけれど、フォカチャとの対比感がなくなって、まえの、素朴で粉粉しているほうが好みだと、サービスにおしらせする。でも、オットのパンは、ほんと、うまい

どるちぇ そるべ系多数でした、ちと、がっかり

白ワイン(シチリアのシャルドネとか)。グラスと生ビール(わたし)
赤のボトルは、お薦めの2本から、まだ、飲んでないという
CAVALLOTTO Barolo BRICCO BOSHIS 2009を

バローロて、ほんと、うまいなぁ。

しめて、30000円ほぼジャスト。きょうは、オットの平均レベルかな。ごちそうさま。

マーラー:交響曲 第3番 ジョナサン・ノット、メゾ・ソプラノ:藤村実穂子,東京交響楽団外@ ミューザ川崎シンフォニーホール

大好物のマーラー、交響曲 第3番 を聞きに、ミューザ川崎にでかける。

実力者のジョナサン・ノットが、どんな演奏をしてくれるのか、大変楽しみである。

ノットの 第3番、もっとすっきり系だろうとと思っていたのに、なかなかに、気合の入った演奏で、
おどろかされる。

楽想の性格が明確に描き別けられていて、マーラーのかなり分裂症ぎみな、音楽の変転が、す
ぶる克明にうたわれる。

それに、ミューザ川崎シンフォニーホールの特性なのか、弦や管や打楽器がそれぞれ、くっきりと分離して聞こえてきて、なんというか、オーケストラというより、大編成の室内楽みたい(いかにもマーラーの管弦楽書法)で、極めて面白い。

声楽が入ってくる5楽章も、東京少年少女合唱隊が3階席から天使の声をうたいあげて、スペクタクル、気分が盛り上がる。メゾ・ソプラノの藤村実穂子も、さすがの歌を聴かせてくれた。

最終楽章が終わっても、例の、フライング・ブラヴォがなく、しばしの静寂ののち、盛大な拍手と言うなかなかの秀演だった。

帰りの電車でプログラムをみていると、ノットは、第3番の終楽章は、ハッピーエンドではない、中途半端な解決だといっている。

へぇ。そういう解釈だったんだ。そういえば、夢のように美しい響きの中で、浄化して終わるというより、まだなにかありそうな終わりかただったかも。そう、強く感じたというわけではなくて、なんとなくではあるのだけれど。

でも、マーラーは、あの9番のあとに、10番を書いた人なので、完全にこれで解決とかはありえないと思う。ただ、そのとき、そのときで、乗り越えるための苦闘はしていたわけで、とくに、3番だけが、中途半端、というわけではないんじゃないだろうか。

とくに、3番は、4番に直接つながる曲なので、ある種の浄化の想いが色濃くあるような気がするんだがなぁ。

ノットの3番、すこぶる、印象的な演奏だったんだけれど、終楽章に、なんとなく、カタルシスで満たされきれない感じがしたのは、そのせいだったんだろうか。はて。

しかし、やっぱり、マーラーの交響曲 第3番、すきだなぁ。大満足でした。


P.S.
ノットは、プログラムのドイツ文学者の岩下眞好さんとの対談で、

「3番の終曲は
いつか確信が得られるのではという希望を抱いたものの、
それは結局のところ叶わないのです。
そういう、ほんとうに、悲しい音楽です。

深い優憂愁を帯びた幕切れです。」

という発言をなさっていました。



東京交響楽団 川崎定期演奏会第52回
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調

指揮:ジョナサン・ノット
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
児童合唱:東京少年少女合唱隊
女声合唱:東響コーラス

会場 ミューザ川崎シンフォニーホール
公演日時 2015年9月13日(日)  14:00開演  終演15:50

一幻 ラゾーナ川崎店 (イチゲン) ラーメン@川崎市幸区 ラゾーナ川崎プラザ 1F

タベログ通信 その113

ミューザ川崎にいくまえに、川崎駅近くのラゾーナ川崎プラザで、昼飯のラーメンをたべることに。

一幻(イチゲン)という、北海道発祥らしい、ラーメン屋に白羽の矢をたてる。なんだか、えびそばなんだそう、たべたことのないタイプらしい。

えびしお、デフォという太麺、そのまま あじ(780円。わたし、大盛プラス100円)を頼む。

すーぷは、透明なタイプではないが、かなり、あっさりしている。確かに、海老のあじがくどいくらいににするけれど、美味しいか、といわれると、???な気きがしてしまう。そのまま のあじだと、太麺とは、いまいち、アンマッチな感じがしました。こいあじにすれば、もっとよかったんだろうか。

ということで、なんとなく、不完全燃焼な気分になりました。ま、いっぺん、経験してみたのは、よかったということにいたしましょう。



一幻 ラゾーナ川崎店 (イチゲン)ラーメン えびそば
044-874-8528
神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ 1F
JR川崎駅西口直結
営業時間 11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 無休
[夜] ~¥999[昼] ~¥999
完全禁煙
駐車場 有( http://www.lazona-kawasaki.com/access/parking.html)
http://www.ebisoba.com/

2015-09-06

フィーコディンディア シチリア料理@厚木 その9

おくさん、長男夫婦だけ美味しいところに連れて行ったので、御次男様がブータレていると、ご心配。しょうがないので、フィーコディンディアを予約、家族3人、ディナーにいくこととする。

夏休みあけで、黒板のアラカルトがないとシェフのお詫びがある。ざんねん。

アンティパスタ
すずきのカルッパチョ
いわしのフライ 好評
ねぎのベーコン巻き 好評

きびなごの手打ちマッケローニ  おくさん、旨いとほめる
クリームパスタ

タチウオのカツレツ
豚スペアリブのグリル

ドルチェ

白ワイン*2
赤バロッコ ボトル(このまえ、ラメッセで呑んで、よい印象)

おくさん、体調不良か、アンティパスタとドルチェだけ、ワインもなしでした。
〆て、26000円ほど。

なかなか、好評でした。シチリア料理って、やっぱり、田舎料理では、あります。

いまさら、アンジェリックフォセッテ

食後、懸案だった、メレダイアが抜けている奥さんのダイア・リングの修理に、購入先のアンジェリックフォセッテにいく。

昔は、裏通りにあったのだが、今は、元町の本通りの店をかまえている。お店でチェックしたところ2001年の刻印があったみたいだ。もう、15年前のものということみたい。修理代、8000円弱、メレダイア1ケにしちゃあ高くねと思ったが、まあ、買ったところで修理が無難だろうと、お願いすることに。20日ぐらいには、出来るそうでございます。

奥さん、お喜びなんで、めでたいということで。

東林 @横浜中華街 その2

コンサートのあと、久しぶりに、横浜中華街の東林で、昼食とする。

2人だけなので、いつものような単品の注文は難しかろうと、はじめて、ランチの福セット(2880円)というやつを頼む。

牛とたまねぎの炒め物
えびのチリソース とうぜん辛味
麻婆豆腐 (甜麺醤が中心) これも辛味
のりと蕪のスープ 美味
チャーハン

杏仁豆腐

生ビール*1

四川ほどではないが、辛い味付けが中心。わがやは、辛味に弱く、中華街基準では、けして辛いほうではないのだが、美味しい料理とは思うものの、やはり苦手である。そういえば、東林はいちおう、北京料理の看板をだしているんだ、と思い出してしまった。

やはり、中華は、好みに合った単品じゃなくては駄目なんだなぁと、再確認ということになりました。

第22回 モーツァルト・マチネ ジョナサン・ノット、東京交響楽団@ ミューザ川崎シンフォニーホール

サマー・バケーションむけの音楽会、第2弾ということで、東京交響楽団のモーツァルト・マチネを聴きにミューザ川崎シンフォニーホールへでかける。

ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364 をやるというので、とっても、楽しみである。

水谷晃さん(ヴァイオリン)、青木篤子(ヴィオラ)さんによる、やさしく軽快な演奏。ノット も素敵だ。モーツァルトの青年時代、これぞ、天才の音楽という魅力にあふれている。うっとりでございます。

つづいて、休憩なしに交響曲第25番ト短調K.183がつづく。シュットルムドランクの超傑作。ただ、これは、クレンペラー&ニュー・フィルが身体にしみこんでいるので、さすがの、ノットも分が悪い。

きょうは、K.364 が聴けて、大満足ということみたいでした。


第22回 モーツァルト・マチネ 
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:東京交響楽団
曲目・演目: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
交響曲第25番ト短調K.183

2015-09-05

なかがわ 天ぷら@築地 その6

長男夫婦が結婚3周年を迎えたので、祝いの会食を「なかがわ」ですることに。

7時に予約、ちょうどに、入店する。カウンターは、すでに埋まっていて、わが家で、満席となる。
いつもどおり、おまかせで。

おかみさん、きょうは、いい季節で、たねがたくさんあるので、大丈夫ですかと、お気遣いが。食いしん坊なんで、大丈夫だと思います、とお答えする。

えび*2
きす
ぎんなん
すみいか おいちい
めごち
まつたけ
 気仙沼産 ジュウシイ
 久慈産 とてもよい食感がたのしい
 こんなに、違うんですか、というと、ご主人、そうなんです、楽しみにしている人がおおいです。でも、台風がくると、いっぺんになくなちゃうんで。これからは、信州です、岩手のは味、日本海側は、薫りでしょうか、とのことでした。

いわがき 富山だそう、 ねっとり、深い味。生よりうまいなぁと、思わずいってしまう
ふしみとうがらし
うに
 どんどん、おいしくなってますね、えらそうだけど、というと、まだ、初めて、1年ぐらいなんで、このごろやっと、築地でおいしいうにをだしてもらえるようになってきました。うには、難しくって、素人じゃ、よしあしは、とてもわからないんです、とおっしゃる。へええ。そうなんですかぁ。

あすぱら
まるじゅう
なす
こたまねぎ
あなご ご主人、様子をみていて、おくさんだけ、パスさせてくれる。お客の按配がよくわかってるなぁ。

てんどん*3 てんちゃ(わたしだけ。いっぱいいっぱいで、てんどん断念でした)

キリンラガー*2 冷酒*2

息子夫婦、おいしいおいしい、と云い云いしながら食べる。
なんでも、息子の友人Sくんが、「なかがわ」が生涯で食べたベスト5にはいる料理といったとかで、楽しみにしておったようだ。

今回は、7時スタートで、ご主人、余裕があるようで、まったり、世間話に花が咲く。
新橋しみづのこと(同い年らしい)、二子玉川の㐂邑のおどろくべきマニアックな鮨のこと、パッソ・ア・パッソのジビエのこと、など、など。
なかがわさんご夫婦、群馬のご出身(師匠も、そうなんだとか、天ぷらの職人には意外といます、とのこと。)だそうで、ご主人のお宅からは、群馬の三山がみんな見えるけれど、奥さんのところからは二つだけ、なんだとかのふるさと自慢。面白いお話満載でした。

たいへん、ごちそうさまでした。


なかがわ 天ぷら
03-3546-7335
完全予約制
東京都中央区築地2-14-2 築地NYビル 1F
11:30~13:30(火曜休)  17:00~22:00
定休日 月曜日
[夜]¥8,000~¥9,999 [昼]¥1,000~¥1,999
カード 不可
席数 16席 (カウンター8席、テーブル席4人掛け×2)

2015-09-04

ルネ・レイボヴィッツの芸術  (ベートーヴェン交響曲全集&ロイヤル・フィル 外)

ルネ・レイボヴィッツの芸術(13CD ベートーヴェ交響曲全集&ロイヤル・フィルをふくむ)を入手した。

レイボヴィッツは、私が生まれて初めて買ったベートーヴェンの交響曲全集を振っていたひとで、高校生だったわたしのクラシック入門のメンターの役割をはたしてくれた人物である(なぜに、レイボヴィッツなんてレアものを、ですが、理由は簡単、リーダ-ズ・ダイジェストからでた、超廉価盤だったんですの)。

高校生のわたしは、通学途中の電車の中で、ババババーーンとつぶやいたり、レコードを聴きながら、腕を振り回したり、ありがちな惨状を呈した挙句、大学入学、小林秀雄にころっと洗脳されて、モーツァルティアンをきどることに。憎くっき、ベートーベンなんぞは、新宿西口にあった古レコード屋に売り飛ばす、という残念な歴史をたどります。

その後、だいぶたって、ベートーベン・アレルギーはめでたく完治、最近、としよりの暇に任せて、いろいろのベートーヴェン交響曲全集を聞き比べたりする機会がありました。

で、ベーム、カラヤン、クレンペラー、コンビチュニー、ザンデルリンク、バーンスタイン、アッバード、ブロムシュッテト、ヴァント、などをさまよって、現在のわたしにとってのベストのセカンド・チョイスはコンビチュニーであるという、結論を得ます。残念ながら、ベスト・オブ・ベストはなしでした。

その過程で、もちろん、フルトベングラーとトスカニーニははずせませんので、謹聴させていただいたわけであります。ところが、日ごろ、ロマンティックのデモーニッシュのファンタスティックのと騒いでいるいる割には、自分が、圧倒的にトスカニーニ派であることを認識させられたのでございます。音さえもっと何とかなっていれば、ベスト・オブ・ベストはトスカニーニといいたいくらいなんですな。

これは、どういうこっちゃ。なんで、おいらが、当然にフルベン派じゃないいんだべ。と思ったわけですが、つらつら、考えててみるに、どうやら、最初に刷り込まれた、レイボヴィッツのベートーヴェンの所為なんではと、思い至ります。

なんでも、レイボヴィッツのベートーヴェン、メトロノーム記号を馬鹿正直に守り、快速テンポでスットンだ演奏をしたという、その当時としては、さすが、シェーンベルクの愛弟子の前衛坊や!!という、とんでも盤だったらしい。 

で、いつか、もういちど、聴いてみたいものだと、思っていたわけなのだ。

ということで、おそる、おそる、聴いてみる。なるほど、快速調。そのうえ、楽想の性格づけが、極めて明快で、すこぶる、面白い。さすが、前衛坊や、初心者の高校生だったわたしに、強烈な感染力を発揮したのも当然といいたいような、スグレモノの爆演でした。

これが、わたしの最初のベートーヴェン交響曲全集だった、なんて、なかなか、おもろい、体験をしたんだなぁ、と感慨深いものがあります。しみじみ。