2016-11-27

オット イタリアン@所沢 その24

青森で遊びほうけていたので、少し、ご無沙汰だったが、大野さんのコンサートが池袋の東京芸術劇場だったので、丁度いい、オットで、いつもの8000円のディナー・コースとする。

アミューズ わすれた

アンティパスタ 
アンコウと赤カブスープ
ポルチーニ茸とエビ芋のフリット 天ぷらをめざして、がんばってる
石垣鯛の炭火焼き サルサベルデ添え

プリミ
セイコガニのスパゲッチ セイコガニ、不味いわけないよね

セコンディ
小鴨の炭火焼き こりゃ、うまかった、ぎりぎりまで極めたレア感がたまらん(おくさん、ここまでレアだと、つらいそう。なんでだ。好みは恐ろしい)

あと、くいしんぼのわたしに、イカ墨のスパゲッティを追加してくれた。うれしい。(旨いけど、カサマイアのイカ墨知ってるんで、評価は厳しくなちゃう、ごめん。でも、美味しいよ)

ドルチェ
わたし ティラミスのエスプーマ仕立て? ドルチェはいまのオットの弱点です
おくさん わすれた

かけつけの生ビールに赤はいつもどおりバローロ。

しめて、30000円ちょっと。オットの平均かな。でも、メインの小鴨は立派だった。ごちそうさま。こんどは、10000円のコースにしてみようか。評価基準高くなちゃうが、さて。




OTTO(オット) イタリアン 
埼玉県所沢市日吉町10-18 2F
所沢駅西口より徒歩3分
[火~日]
12:00~13:00(15:00クローズ)
18:00~21:00(23:00クローズ)
定休日    月曜日  第3火曜?(月1回月・火連休あり)
[夜] ¥8,000~¥9,999| [昼] ¥4,000~¥4,999
カード    可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
個室    有6人可、8人可(10名様まで 個室貸切のみ子供連れ可)
席数    30席 (テーブル20席  個室10席)
駐車場    無(近隣にコインパーキングあり)
http://www.italian-otto.com/ 

大野和士指揮 東京都交響楽団 ベルク アルテンベルク歌曲集  ラヴェル 左手のためのピアノ協奏曲 マーラー 交響曲第4番 @東京芸術劇場コンサートホール

東京都交響楽団第818回 定期演奏会Cシリーズに行く。大野和士の指揮で、ベルクのアルテンベルク歌曲集、ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲、そしてマーラーの交響曲第4番という、コンサート。

大野さんのマーラー交響曲第4番、ソプラノが天羽さんということで、良さそうかもと思ったのだ。

で、結論めいたことを先に云うと、コンサートに行って、なんて、素敵なプログラムだったんだろう、と思わされた、演奏会でありました。

1曲目、ベルクのアルテンベルク歌曲集、天羽明惠さんが鈍色のブルーのドレスであらわれ、演奏が始まる。ベルクの天才が如実に感じられる繊細な響きに満ちた曲。何しろ、美しい。

つぎが、ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲。、ピエール=ロラン・エマールのきらきらした魅力いっぱいのピアノが、音楽の愉悦をたっぶり味あわせてくれた。

で、アンコールにブーレーズのノタシオン Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅱという、とっても、美味しい曲をきかせてくれる。(無知なわたしは、なんだべ、メシアン?と思ったが)。ぶらぼ。

休憩のあと、3曲目が マーラーの交響曲第4番。大野さんの指揮は、楽想の性格付けやテンポの緩急が、明確に描き分けられてゆくという感じの、隈取りのはっきりしたもので、わかりやすいというか、楽々と流れに乗って行ける音楽。

で、3楽章のクライマックスに近づいたころ、天羽さんが、今度は、純白のドレスでしずしず、登場。つづけて、4楽章のソプラノがはじまるという、なるほどなぁという、展開だった。

正直言うと、天羽さんは、美しいけれど柔らかな感じの声なので、天国的なピュアな透明感とは少し違っている。そして、東京都交響楽団はインバルのマーラー全曲をやった楽団なので、大野さん指揮といえども、それ以上を望むのは、かなりむずいよう。

でも、演奏会全体のプログラム・ビルディングとしては、とても、良い感じ。満足感の高いコンサートでした。
 


東京都交響楽団第818回 定期演奏会Cシリーズ
日時:2016年11月27日(日)14:00開演(13:20開場)
場所:東京芸術劇場コンサートホール ホールご案内
出演者
指揮/大野和士
ピアノ/ピエール=ロラン・エマール
ソプラノ/天羽明惠

曲目
ベルク:アルテンベルク歌曲集 op.4
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
マーラー:交響曲第4番 ト長調

キッチン・チェック 洋食@豊島区西池袋

タベログ通信 その166

東京芸術劇場の都響の前のランチは、カキフライがいいという、池袋の老舗洋食店、キッチン・チェックにする。

混むかと思っていたら、12時到着で、すぐに入店できる。でも、カウンターだけのお店だが、すでに、大分お客さんが座っている。

いかにも池袋西口ぽく、オサレな感じは皆無。でも、広いお店ではないが、昔ながらの、良い雰囲気が漂っている。

メニューはいろいろあるが、まずは、目的のかきフライ(単品OKだというので)、 奥さん評判のエビフライの定食、わたし、一押しらしいポークソテー定食、ビール小瓶(小しかなかった、飲み屋じゃないぞてことか)

で、それぞれ、普通に美味しいきちんとした洋食。CP的に十分な満足感があるものである。

目的のかきフライも、楽しめたし、奥さんのエビフライもきちんとしたもの。

ポークソテーは、美味しいというべきなんだろうけれど、ポークソテー自体、それほど、感激的な料理じゃあないんかな(偏見)。でも、文句言うような水準のものではない。ただの、好み、選択の誤り、っていう感じ。

 しめて、4500円ほど。CP的に十分な満足感のある、良いお店でした。

ま、かきフライについては、かつれつ四谷たけだに、少しだけアドバンテージかな。(個人的見解)。すぎ田にくらべるのは反則だよね。値段が大違いだもの。(揚げる油の違いは如何ともしがたい)




キッチン チェック 洋食、ステーキ、オムライス
03-3985-1926
東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館 1F
池袋駅西口より徒歩3分
営業時間     11:00~23:30(L.O.23:00)
ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
[夜][昼]¥1,000~¥1,999
カード     不可
席数     18席 (カウンターのみ)
全面喫煙可
(ランチタイム禁煙)

2016-11-24

CASA MALLA(カサマイア ) カタルーニャ料理@町田市玉川学園 その26

ナクソスのあと、玉川学園のカサマイアへ。

6時少し過ぎに入店。きょうは、お客が、わたしひとりだった。

のどが渇いたので、プレモルのなまを。カサマイア、超名人の認定店とかで、店名入りの特製サーバ-があるんだとか。シェフ、ちょっと、うれしそう。

で、赤のボトル。EDETARIA SELECCIO 2010 ガルナッチャ主体の、じんわり、苦みも効いていて、美味しい。

ツルクビカボチャのスープ
サーモンのパテ  珍しい

サンマのコンフィのサラダ
たらのブランダード(カタルーニャもの、とか。まえもくったなぁ) うめえ
イカ墨のパエーリァ 不味いわけない
牛肉とレンズ豆の煮込み

紅玉のタルト
フラン 今日のは神がかりに美味しい

ボルボロン(好評で、この時期、ボルボロン屋さんになったみたいです、とか)ありますというので、お土産に一袋。クリスマス時期に家族で来ますと予約。(今年から、クリスマス・ディナーはやめて、12月のメニューにクリスマスらしいのを入れるそう。人数がそろえば、鳥を焼きます、とか。)

〆て、15000円少々。 ごちそうさまでした。




ヴィーノ・ティントEdetària  Edetària Selecció 2010・75clボトル1本。

それぞれの土壌でブドウ毛深いグルナッシュ60%、シラー30%と10%カリニャン「Còdols」、「バル」と「キャップ・ブラン」で作られました。 私たちは40年以上にわたり、グルナッシュPeludaを育てる特にテロワール」Còdols」(旧河川敷)、。 これらのブドウで大規模で複雑な芳香族発現とワインを生産します。
フレンチオークの500リットルの樽で12ヶ月、最終的に調和的に全体を修飾するための高齢者。
ビジュアルテイスティング:濃い赤色。 ガラス熟した赤い果実の動き、スパイス、ココア、嗅ぎタバコシートのノートが発生します。
嗅覚テイスティング:その最初の香りは、バルサミコとメンソールです。
味の味:口蓋は、絹のような、強力な丸いタンニンで、よく統合されています。 その複雑さと優雅さ、良好な酸度のおかげで有名。


ボデガ: Edetària
DO /エリア:DO テラ・アルタ
国: スペイン
ワインの種類:
エイジング: 高齢バレル
品種: グルナッシュ、Sira社私Carinyena

リヒャルト・シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』 ≪東京二期会オペラ劇場公演≫ @日生劇場

東京二期会のオペラ、リヒャルト・シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』にいく。日生劇場でやるんだとか。松村さんの「沈黙」初演があったところだが、あまり、オペラ向きとはいえない劇場な気が。

で、今回はライプツィヒ歌劇場との提携公演とかで、演出はカロリーネ・グル―バーさんという女性、指揮はシモーネ・ヤング(女性)で、なかなか、期待できそうな布陣である。

ナクソス、NNTTではやらんし、実演ははじめて。

曲は、小編成のオーケストラで、リヒャルト・シュトラウスの手練れぶりがとことん発揮されている。指揮も、やっぱり、実力者。東京交響楽団も、切れがあって、十分。

歌い手も、劇場が小振り、ということもあるのか、皆さん、それなりに歌っていて、 リヒャルト・シュトラウスを楽しむのに、不足はない。なかなかに、感心してしまった。昔の二期会オペラに比較すると、まさに,段違い。

ナクソスはリヒャルト・シュトラウスによくある、メタ・オペラというか、オペラについてのオペラみたいな感じだから、演出が読み替えといっても、何の違和感もないんだが、幕切れで、登場人物が次々倒れ込んでいって、最後に、キューピッドが客席に向かって、矢を引き絞る。

これは何でしょう。舞台は、夢幻で、最後に残るのは、ミューズの力ってこと?わからん。でも、そんなに奇抜じゃなくて、なかなか、おもしろかったなぁ。

ご主人が不機嫌になった、邸宅の荒れ果てた孤島の舞台(オペラ・セリエとジングシュピールの同時進行の原因)が現れなかったのは、異化作用の現場を見るという楽しみが薄れて、ちょっと残念かも。

でも、じょうじょうの舞台で、楽しめました。

P.S.
あとで、ウェブ巡りしていたら、演出のカロリーネ・グル―バーさんが
「私は、アリアドネだけではなく、すべての人物が「新しい愛をみつけ」、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』のように、幸せになるのだ、と考えています。」
といっている記事を発見。
幕切れの場面に馬の首の人物がいて、ティターニアの恋人(職人のボトム)みたいなのがいるけど、なんだべ、と思ったのだが、そういうことらしい。


2016年11月 ≪東京二期会オペラ劇場公演≫ 
日生劇場 TEL:03-3503-3111
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
リヒャルト・シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』プロローグと1幕のオペラ 《新制作》
台本:フーゴー・フォン・ホフマンスタール
作曲:リヒャルト・シュトラウス
Total:2時間30分予定

指揮:シモーネ・ヤング/演出:カロリーネ・グル―バー
管弦楽:東京交響楽団

配役 ダブル・キャスト で24日はビック・ネームはいないみたい。
執事長 多田羅迪夫
音楽教師 山下浩司
作曲家 杉山由紀
プリマドンナ/アリアドネ 田崎尚美
ツェルビネッタ 清野友香莉
テノール歌手/バッカス 菅野 敦
士官 伊藤 潤
舞踏教師 大川信之
かつら師 原田 圭
召使い 湯澤直幹
ハルレキン 近藤 圭
スカラムッチョ 吉田 連
トゥルファルデン 松井永太郎
ブリゲッラ 加藤太朗
ナヤーデ 廣森 彩
ドゥリヤーデ 田村由貴絵
エコー     北村さおり



かつれつ四谷たけだ  とんかつ、フライ @新宿区四谷

タベログ通信 その165

すぎ田のカキフライで、東京探索の意欲が再び湧き上がったので、オペラ・ナクソスまえのランチは、 かつれつ四谷たけだに。11 月としては54年ぶりに初雪ということで、中央線は遅れぎみ。12時少し前には店に。雪のちらつく中、5人ほど列ができている。やはり、人気店だ。でも、待つ間に、注文取りがあって、10分ほどで、入店できた。

ここは、ひれよりロースだろうと特撰もちぶたロースカツ定食1,380円、かきふらいトッピング2ケ400円*2、一番搾り中瓶500円をたのむ。

1,380円は、びっくりの、りっぱな、ロースかつ。かわも、ぴったり、ついている。塩で、と言っていたが、確かに甘い脂身で、肉に癖がないので塩が合う。(ここのお店のソース、かなりきついので、ソースだと、負ける感じ)。でも、うまい。文句なしの、高CP。

かきフライもおおぶりで、極めてジュウシイとまではいかないが、納得のお味。醤油でもタルタルでも、おいしい。 これも、高CP、おみごと、っです。

つけあわせの、キャベツとか、ポテトサラダとか、みそしるはおまけ程度ていうところ。

でも。リーズナブルなとんかつ屋としては(昔エリーゼなんで、洋食屋に近いが) 、ご立派というしかない。ごちそうさまでした。カキフライ4つは、喰いすぎで、お腹がちと苦しいぞ。



かつれつ四谷たけだ  とんかつ、コロッケ・フライ、洋食 カキフライ定食1200円
03-3357-6004
予約不可
東京都新宿区四谷1-4-2 峯村ビル 1F
JR中央線【四ツ谷駅】徒歩2分
営業時間    
[月~金]11:00~15:00(L.O.)/17:00~21:00(L.O.)
[土]11:00~15:00(L.O.)
定休日     日曜日、祝日 (お盆休み、年末年始休みあり)
[夜]¥1,000~¥1,999 [昼]¥1,000~¥1,999
カード     不可
席数     13席 (カウンター3席、カウンター6席、テーブル2席×2卓)
http://ameblo.jp/yotsuya-takeda/
備考    
ツイッター https://twitter.com/yotsuyatakeda
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/yotsuya.takeda
ぐるなび http://r.gnavi.co.jp/sgmmtwwc0000/

2016-11-23

鮨 裕 @茅ヶ崎 その28

今週は、母親の92歳の誕生日なので、毎年恒例になりつつある、家族7人、鮨裕で祝宴をはる。

一人、8000円見当で、とお願いしてある。

団体なので、和室。

つきだし げそ湯引き
さしみ 赤身、いせえび、じだこ、etc
茶碗蒸し
鰆の煮物
すし
しめさば、かじきのづけ(季節です)、まぐろ、etc
あなご、にはま、たまご(カステラ風だけど、すり身はあまり入っていないやつ、このほうがいい)

 汁椀

冷酒 三千盛 、久保田 碧寿(新潟地元民一押しだそう)etc

いつもながら、満足、満足。〆て、80000円弱。


鮨裕 (すし ゆたか) 寿司
0467-39-5325
神奈川県茅ヶ崎市中海岸1-2-33
(昼)11:30~14:00
(夜)予約に応じて
定休日 不定休
[夜]¥10,000~¥14,999 [昼]¥2,000~¥2,999
カウンター 5席

2016-11-19

パスカル・ロジェ ピアノ・リサイタル 葛飾北斎に魅せられたドビュッシーの世界@すみだトリフォニーホール

パスカル・ロジェの、ドビュッシー:前奏曲 第1集、第2集、葛飾北斎に魅せられたドビュッシーの世界 という、演奏会にいく。

北斎美術館開館開館記念企画とかで、北斎の24の浮世絵の投影を背景に、ロジェのピアノをきくという、コラボレーションを体験するということのようだ。

 ドビュッシーとジャポニズムは当然関係が深そうなので、そうなんだぁ、という感じである。

で、座席が、まえから8列目ということだったので、ロジェのピアノはよいとして、スクリーンを、かぶりつきでみあげるみたいになってしまった。もう少し、後ろの方が、首がつかれなくて良さそうだ。席の選択を間違ったようだ。

そうこうするうち、前奏曲 第1集がはじまる。ロジェのピアノは、昔の記憶では、軽くて明るいという印象だったような憶えがあるが、今日は、もっと、ずうっと、あたたかみのある、豊かな感じの音になっていた。

で、さすがの演奏。ただ、北斎とのコラボという点では、音楽と浮世絵が響きあって、豊かな相乗効果を発揮するというより、視覚が、音の飛翔を制約しているきがして、いまいち、乗り切れないようなもどかしさがある。どうも、受け手側の、感覚的受容性の狭さが、証明されてしまったようだ。

で、インターミッション後の第2集、こちらについては、絵は極力、漠然と眺めるだけ、ロジェのピアノに集中することに。やはり、さすがの、演奏である。


わたしのような、芸術的感性の乏しい輩には、ロジェだけのほうが、もっと豊かな体験ができたような気がしてしまった。が、なにしろ、ピアノがいいんで、文句のつけようはありません。

アンコールに月の光と、サティのジムノベティ第1番。

今時、これほどまでにドビュッシーやサティをエスプレーシーボに演奏する人がいたんだと、あっけにとられる。凄い演奏。心から驚く。ぶらーぼ。ぶらーーぼぉ。

チラシをみていたら、来年7月に横浜で、オール・ドビュッシー・プロをやるそう。ベルガマスクなんか弾いちゃうらしい。絶対、行くぞ。




 葛飾北斎の浮世絵とドビュッシーのコラボレーション!
「すみだ北斎美術館」開館記念企画パスカル・ロジェ ピアノ・リサイタル
Pascal Rogé Piano Recital
葛飾北斎に魅せられたドビュッシーの世界
2016年11月19日(土)19:00開演
すみだトリフォニーホール
ドビュッシー:前奏曲 第1集、第2集

すぎ田 (すぎた)  とんかつ@台東区寿 蔵前 その5 かきフライ見っけ

すみだトリフォニーホールのコンサート前、すぎ田で腹ごしらえ。5時開店なので、丁度いいのだ。

さて、いつもどおり、わたしヒレ、つれあい、ロースに、ごはんと、豚汁でいこうとすると、おくさんが、カウンターの小さなメニューを指さす。

そこには、かきフライ 、1ケ800円と書かれた小さな紙が、通常メニューにはさんである。

おおぉーー!
すぎ田さん、冬は、かきフライやるみたいです。

当然、、かきフライ2ケ、とんかつに加えて注文。ビールも中瓶にして、準備を整える。

かきフライは、とんかつの前に出してもらうことに。

やはり、かきフライは3つめの(とんかつは、いつも、大きな鍋、2つ使って、調整しながら揚げるげるスタイル。)小さめの鍋で、揚げている。

で、とんかつと同様、薄い色合いの衣に包まれた、極めて大ぶりのかきフライが登場。奥さんと、ひとつづつ、いただく。

ほら、やっぱりね。すぎ田さんなら、かきフライも美味しく揚げると思ったとおり。東京のかきフライ・ベスト10とかの丸の内レバンテさんや池袋とんぼ(閉店とか)さんと、比較にならない美味しさなんであります。

かきフライ、美味しい料理なんじゃあ。ということで、また、おいしいかきフライ探訪の意欲が沸き上がったのでした。

そのあとの、ヒレ、ロースに、ごはんと、豚汁も安定のおいしさ。7700円。ごちそうさん。

2016-11-17

ラ・ボエーム @NNTT

NNTTのボエーム初日に行く。
午後7時開演なので、新宿の「ねぎし」で、牛タン定食で腹ごしらえ。まあ、仕方がない。

NNTTのボエームって、あまり記憶に残っていないんだが、プログラムをみると、2003年から始まった粟國 淳さんの演出を、初回は見たことがあるみたい。2幕のモミュスの舞台装置、見たような気がしました。

指揮はパオロ・アリヴァベーニという、知らないイタリアのベテランで、 オケは東フィル、なかなかイタリアっぽくツボにはまっていて、快調である。

ロドルフォのジャンルーカ・テッラノーヴァさんは、1幕で 試し運転だったらしく、??。どうなるかと思ったが、3幕で全開、実力を見せてくれた。

アウレリア・フローリアンさんのミミは、出だしから好調、イタリアっぽさはないけれど、うたいあげるというより、内面の襞を丁寧にという感じで、なかなか。

あと、ムゼッタの石橋栄実 さん、初めて聞くメゾだと思うが、声に力があって、聞きばえがする。お見事。ショナールの森口賢二さんも、なかなかで、日本人の歌手も凹みがなく、上々というところである。

モミュスの群衆場面(音楽はジグソーパズルのピースがぴったりはまっていくのをみているようで、プッチー二の手練れぶりが、ありあり)も、NNTTの合唱て、性能いいなぁていう感じ、シャープできれがある。イタリアっぽいかというと??だけど、十分以上で、文句なし。

まぁ、ボエームなんで、クライバーのを何度も聴いたりして、上を見たらきりがないわけですが、実演でこれなら十分です。

で、プッチー二、若い頃、、プッチー二が好きなんて、とても言えなかったわけですが、もう、ご老人なので、遠慮はいりません。

思いっきり青春している新派悲劇、3幕の幕切れなんかきいていると、目頭があつくなってしまうのでした。

ああ!!えかった。ボエームだぁ~い好き。




オペラ「ラ・ボエーム」/ジャコモ・プッチーニ La Bohème / Giacomo PUCCINI 全4幕〈イタリア語上演/字幕付〉 オペラパレス
指 揮    パオロ・アリヴァベーニ
演 出    粟國 淳
美 術    パスクアーレ・グロッシ
衣 裳    アレッサンドロ・チャンマルーギ
照 明    笠原俊幸

キャスト
ミミ    アウレリア・フローリアン
ロドルフォ    ジャンルーカ・テッラノーヴァ
マルチェッロ    ファビオ・マリア・カピタヌッチ
ムゼッタ    石橋栄実
ショナール    森口賢二
コッリーネ    松位 浩

2016-11-12

串焼きと地酒 ふかつ 串焼き、魚介料理@秦野市柳町 渋沢

タベログ通信 その164

知り合いと4人で飲み会。渋沢駅近くの「串焼きと地酒 ふかつ」へ。
なんでも、秦野駅近の「季魚旬酒 なぶら (ナブラ)」 の姉妹店とか。

酒や焼酎の品揃えは、まあまあふつう。特別な物はない。生ビールや麦焼酎「中々」などをのむ。

焼き鳥、しらすのみょうがあえ、ししゃも、カワハギさしみ、あんきも、大根・キュウリのサラダ(スティク・タイプ)しらこ、茄子のやきもの、おにぎりなどなどを食す。

格安チェーンの飲み屋より、随分まし。半個室の席なので、秦野の「なぶら」より、居心地がよい。

一人、4000円ほど。知り合いと、1パイなら、十分ありですな。


串焼きと地酒 ふかつ 焼鳥、串焼き、魚介料理・海鮮料理
0463-87-0626
神奈川県秦野市柳町1-16-23 エミネンスビル1F
渋沢駅から168m
営業時間     17:00-24:00(L.O.23:30)  夜10時以降入店可
定休日     日曜日
[夜]¥3,000~¥3,999
カード     不可
L字型のカウンター席と、半個室のような席が3卓。
全面喫煙可

2016-11-10

新橋鶴八 鮨@港区新橋 その18

青森で遊んだりしていたので、だいぶん、無沙汰してしまった。そろそろ、いかねば、ということで。
分店さんの前に、五十嵐さんがたっていたので、今日は本店ですと、指先でお知らせ。

つきだし
ぶり?あぶり はじめて

つまみ
塩むし
こぶ〆
しゃこ
はまぐり

にぎりに
まづは2つづつ
こはだ
さより はしり
かわも焼いてくれた うれちい

あとは1つ
ひらめ
ぶり
いか
さば しめ

寒くなってきたので
ちゅうとろ
づけ

季節の軍艦
こばしら
いくら
あと 塩からも

あなごはは2つ うらおもて

しめは かんぴょう巻き わさび

生ビール、冷酒*2

しめて20000円少々

ほんと、しみじみ、おいしい。安心して、おすしが喰えるって、ほんとに。いいなぁ。親方近頃、おやさしいし、まったりであります。
いろいろ、たべる時期のものがたくさんの季節なので、困っちゃう。で、あかがい、食いはぐれました。
今日も、ごちそうさま。

ただ、帰りの鉄道が人身事故で、大混乱。帰宅は、9時過ぎてしまいました。

2016-11-07

柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会 指揮:山田和樹、日本フィルハーモニー交響楽団、合唱:東京混声合唱団、武蔵野音楽大学、 尺八:関 一郎 @サントリーホール

サントリーホールの柴田南雄の没後20年、生誕100年の記念演奏会に行ってきた。

柴田南雄さんといえば、若い頃、FM放送で、ドナウエッシンゲン音楽祭?なんかの音源を使って、ヨーロッパの音楽の今のについておしえてくれた、わたしにとって、現代音楽の、いわば、メンターでしたので、やはり、思いいれがある。

作曲家としてよりも、博覧強記の学者詩人という印象が強い人なんだけれど、大分以前、初台のタケミツメモリアルで聴いた、追分節考は、強烈な記憶が残っている。

今回の、記念演奏会は指揮の山田和樹さんがメインになって、私費もつぎ込んでというものらしく、特に、「ゆく河の流れは絶えずしては」、初演以来4回め、27年?ぶりの演奏ということで、とても気合いが入っているみたいです。

いつものように、演奏の前に、山田さんのプレトークがありました。

第1曲目《ディアフォニア》、和樹さんの生まれた年に作曲(それが、演奏の理由だそう)、偶然性を取り入れた、オーケストラ曲ということで、指揮者山田さんの個性か、柴田さんの個性か、優しみのある非常に美しい響が楽しめた。

第2曲目、お待ちかねの「追分節考」。
サントリーホールの箱がいいのだろう、山田さんの特徴である、繊細で美しい響のせいか、なんとも、陶然とさせられる音が会場を満たし、うっとりしてしまう。

タケミツホールで聞いたときは、二階席だったので、ホールを動き回る、歌い手が、日本のあちらこちらで馬子唄を歌いながら巡り歩いているのを、空の上から、俯瞰している感じだった。
江戸時代の美しく鄙びた日本の音楽空間を目のあたりにしているような気がしたが、今回は、合唱の濃密な響につつまれ、美感で圧倒された感じである。

休憩後、目玉の、「ゆく河の流れは絶えずして」。
CDで聴くのと全然ちがう、圧倒的な臨場感。特に、第二部の合唱メインのシアターピースになったあたりは、ホール全体に満たされた響に全身がつつまれて、「流れに浮かぶうたかた」になり、時間の大河を下っていくような気分、輪廻転生の宗教的な浄化の想いを存分に味わうことができた。

柴田南雄さんって、学者詩人のマイナーポエットじゃあなくて、思っていたよりも、ずうっと優れた、本格の作曲家なのかもしれない。などと、すっかり、山田和樹さんに洗脳された1夜になったのでした。

12月にいく、「萬歳流し」が、すごく楽しみであります。




柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会
~山田和樹が時代につなぐ《ゆく河の流れは絶えずして》~
2016年 11月 7日(月)午後7時開演 

出演者
    指揮:山田和樹
    合唱:東京混声合唱団、武蔵野音楽大学
    尺八:関 一郎

プログラム
   柴田南雄:《ディアフォニア》~管弦楽のための
    柴田南雄:シアターピース《追分節考》
    柴田南雄:交響曲《ゆく河の流れは絶えずして》

ル・モンド 新宿店 (Le Monde) ステーキ@東京都新宿区西新宿 新宿駅西口 その2

柴田南雄さんの記念演奏会前の腹ごしらえは、ル・モンド 新宿店のステーキにしてみる。

このまえ、CPがいいので、大満足だったところ。お店は5時開店なので、サントリーホール、7時開演には、余裕で間に合う。奥さん連れて行くのは、初めてであります。

わたし、この前と同じ、リブロースとヒレのステーキ、ダブルを注文。で、ポテトはなし、サラダ増量、あと、中生。
奥さんサーロイン定食、半ライス。

お値段の割に、十分美味しいでしょうと、奥さんに、自慢。ご了承いただく。

ヒレに巻いてあるベーコンは、はずしてそれだけ喰うのが吉のようだ。

〆て、5000円ほど。いいんでは、ないでしょうか。ごちそうさん。




ル・モンド 新宿店 (Le Monde) ステーキ
03-3343-7728
東京都新宿区西新宿1-16-11 1F
新宿駅西口、南口 徒歩5分
営業時間     [月~土、祝日(土)]11:00~15:00(LO) 17:00~22:00(LO)
[祝日(月〜金)]11:00~15:00(LO) 17:00~21:00(LO)
定休日     日曜日
[夜] [昼]¥1,000~¥1,999
席数     10席 (カウンター席のみ)
完全禁煙

2016-11-04

なかがわ 天ぷら @中央区築地 その8

クラーナハ展のあと、築地のなかがわへ。ひさしぶりである。

おまかせで

えび *2
きす
はぜ
ぎんなん
うに  奥さん、また、美味しくなってるそう
すみいか *2 ミディアムとレア
しらこ たら 冬です
めごち
伏見とうがらし
あなご なかがわのお約束
アスパラ*2  これも、ミディアムとレア 絶妙
しいたけ

ご主人、追加しますかと
こたまねぎ、なすをわたしだけ(たまねぎ半分奥さんにとられる)

てんちゃ(奥さん)、てんどん(わたし)

ビール(クラシック・ラガー) 冷酒*3

奥さん、肩が動かずつけ台の天ぷら取れないので、わたしが介助。
五十肩なの、と親方にいいわけ。
7時スタートで、揚げが終わって、口が軽くなった、なかがわさんと、肩痛や腰痛の苦労話で盛り上がる。立ち仕事はなかなK、たいへんらしい

〆て、35000円弱。安定のおいしさ。今日も、ごちそうさま。


なかがわ  天ぷら
03-3546-7335
完全予約制
東京都中央区築地2-14-2 築地NYビル 1F
築地駅2番出口より徒歩2分、1番出口から徒歩3分。
営業時間    11:30~13:30 17:00~22:00
定休日    月曜日
[夜]¥8,000~¥9,999[昼]¥1,000~¥1,999
カード    不可
席数     16席 (カウンター8席、テーブル席4人掛け×2)
完全禁煙

クラーナハ展―500年後の誘惑 @国立西洋美術館

 500年後の誘惑 クラーナハ展に行く。

このまえ、 国立新美術館の「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展にいって、チラシを発見、実のところ、展覧会そのものより、チラシのほうが衝撃だったやつである。

日本初のクラーナハ展とかいうことで、40点もクラーナハ作品が各国から集まるという、気合の入った美術展らしい。

国立西洋美術館は、金曜が午後8時まで開館ということで、「なかがわ」のてんぷらのまえに、丁度いい塩梅である。

で、クラーナハ、期待どおり、というか、期待を大きく上回る、凄まじい絵画だった。

ルター派の選考帝の宮廷画家として描いた、教科書にも使われている有名なルターの肖像画などもあったんだが、はっきりいって、そんなもんはどうでもいい。

なんといっても、アルプス山脈の北のヨーロッパではぐくまれたエロスの根源、その破壊力をみせつける《ヴィーナス》や、《ルクレティア》、《正義の寓意(ユスティティア)》に《ホロフェルネスの首を持つユディト》《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》などを、みていると、背筋がぞくっとしてくるのでありました。

大昔、幼少のみぎり、父親に買ってもらった世界美術全集でクラーナハの貴婦人の裸体画をみて、???!!!???と思った深い困惑を懐かしく思い出したのであります。

おそらく、10年に1度あるかないかのすっごい展覧会でありましょう。金曜は午後8時までだからか、意外とすいていましたが、こういうの見逃すと、一生もんの痛恨事だと思われます。

あと、同時代ということで、デューラー の版画が何点か展示されておったんですが、デューラーただもんじゃありません。スゲエです。

でも、なにはともあれ、クラーナハ、世の中、テイヘンなもんが存在すると、胸にこたえたひと時でありました。



クラーナハ展―500年後の誘惑  

会期:
    2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)
開館時間:
    午前9時30分~午後5時30分
    毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
    ※入館は閉館の30分前まで
休館日:
    月曜日(ただし、2017年1月2日(月)は開館)、
    2016年12月28日(水)~2017年1月1日(日)
主催:
    国立西洋美術館、ウィーン美術史美術館、
    TBS、朝日新聞社

菊展 '16 @新宿御苑

恒例の新宿御苑、菊展にゆく。

でも今年は、天候不順で、秋は曇りばかり、花もけの天気になかなか巡り合わず。
きょうも、例年になく、菊の発育が悪いようで、懸崖作りなどほとんど咲いていない。咲いている菊も、なんとなく小振り。

せっかく、今年の秋には珍しく、天気がいいのに、期待外れでありました。