2022-05-22

ウォルトン:ベルシャザールの饗宴外 指揮:ジョナサン・ノット 東京交響楽団 川崎定期演奏会第86回 @ ミューザ川崎シンフォニーホール

ノットが振るウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」を聴きに、ミューザ川崎シンフォニーホールの東京交響楽団 川崎定期演奏会第86回にいく。


正直、ウォルトンについては、イギリスの作曲家のなかでも、あまりイメージが湧かないひとだ。


1曲目。

R.シュトラウスのドン・ファン。まあ、楽しく聴ける曲ではある。東響も明るく、キレのある響きを出していて、ノットも快調。

ただ、ミューザ川崎シンフォニーホールって、分離が極めていい感じのホールなので、ドイツっぽい腰の低い音っていう感じにはならない。

R.シュトラウス、オーケストレイションに自信ありで、銀のスプーンだって表現できるといったそうだが、この、ドン・ファンで、具体的に何を描写していたのかは、全然わからない。

プログラムちゃんと読まないせいなんだろう。でも、なかなか気分の良い演奏でした。

2曲目、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番。

これも諧謔味があってなかなか面白い曲。

ピアノのペーター・ヤブロンスキー、楽し気に、軽々と演奏。ノットも快調。

ただ、ショスタコーヴィチ のお遊び調の曲って、それほどには興味が湧かないというところがあったりする。

まあ、なんだか、胸が重くなる複雑怪奇なショスタコーヴィチ ばかりきくのは、ちょっとしんどいのは事実だが、明るい諧謔味のある曲を楽しむために、わざわざ、ショスタコーヴィチを選ぶ必要があるのか、難しいところじゃないでしょうか。

休憩後、メインイベント

ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」

なかなかにスペクタル、フットワークよく曲が展開して、聞き映えがする。

ただ、ペルシャザールの物語、バビロン捕囚のお話に、わたくし的には、これといった思い入れはないし、曲も情念的に深堀をする音楽ではないので、どちらかと言うと、迫力とか華麗な響きとかが印象に残るという感じになる。

まあ、ウォルトンを一生懸命きくなら、日本の作曲家を聴いた方がよくねなどと、思いました。でも、ノットって、感じいいひとだよなぁ。



東京交響楽団 川崎定期演奏会第86回

2022年05月22日(日)13:15 開場14:00 開演

ミューザ川崎シンフォニーホール

出演

指揮:ジョナサン・ノット

ピアノ:ペーター・ヤブロンスキー

トランペット:澤田真人(東京交響楽団首席奏者)

バリトン:ジェームズ・アトキンソン

合唱:東響コーラス

曲目

R.シュトラウス:ドン・ファン op.20

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 op.35

ウォルトン:ベルシャザールの饗宴





Title

Kawasaki Subscription Concert No.86

Date

Sat. 22nd May 2022,14:00

Hall

Muza Kawasaki Symphony Hall

Artist

Conductor = Jonathan Nott

Piano = Peter Jablonski

Trumpet = Masato Sawada

Bariton = James Atkinson

Chorus = Tokyo Symphony Chorus

Program

R.Strauss : Don Juan op.20

Shostakovich : Piano Concerto No.1 in C minor op.35

Walton : Belshazzar’s Feast

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