ジョナサン・ノットのマーラー:交響曲 第5番を聴きに、サントリーホールの東響定期にいく。
1曲目
ラヴェル:海原の小舟(管弦楽版)-鏡より
佳曲である。管弦楽版の初演が不評だったとかいうが、なんでうけなかったのか全然理解できない。わたしゃ、ドビュッシーよりラヴェルが好きなんだと、再確認。
2曲目
ベルク:七つの初期の歌
これも佳曲。ソプラのユリア・クライターさんも、ヴィブラート過多でなく、よい声で、気持ちがいい。本当に楽しめた。
後半、
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
トランペットが出だしで、ずっこける。のっけからの大チョンボ、さらに、2、3楽章まで、しっかりと不調。音が綺麗に伸びにず割れて耳障り。ノットの足を引っ張る。ここまで酷いトランペットはあまり聞いたことがない
ノットの棒ははさすが。隈取りがしっかりしていて、情感も豊か。いつもより分析的な感じが少ない気がするのは、ホールが川崎と違い、より温かくて豊かな響がするのが、そういう気にさせるのかもしれない。
夢見るような柔らかい弦が素敵でした。でも、返す返すも、トランペットのパフォーマンスがなぁ。すべて、ぶちこわし。残念無念というところです。
東京交響楽団 第701回定期演奏会
2022年07月16日(土)17:15 18:00 開演
サントリーホール
出演
指揮:ジョナサン・ノット
ソリスト:ユリア・クライター
曲目
ラヴェル:海原の小舟(管弦楽版)-鏡より
ベルク:七つの初期の歌
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
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