2016-10-17

鮨処 すずめ @青森市橋本 青森の秋 その3

タベログ通信 その162

八甲田・毛無岱から田村医院のけが治療経由で、楽しみにしていた、「鮨処 すずめ」さんへ。

大間のまぐろが得意のお鮨屋さんとか(わたし、まぐろにこだわりなしではありますが)。青森食べログすし部門2位とのこと。1位の「寿司一」さんは2万円超え、超ベテランの親方は、苦手の久兵衛出身とか、当然パスであります。

入店、一番奥のつけだいに。おまかせで、つまみは3品ぐらい、地物中心でと、予約でお願いしてあります。

かきごまあえ

さしみ おこぜ、あかがい、まぐろ、さんま、あまえび

大間のうに(季節じゃないけど、特別に採ってくれたんだそう)
あわび 焼き物

天ぷら  ふぐ、ふぐしらこ、天然舞茸
鮨屋の天ぷら、少し驚く。しらこ、おいしい。でも、天ぷらだと、なかがわを思い出したりしちゃうのよね。いかん、いかん。

握りに移行

地物ふぐ
大間のとろ たしかに、美味しい
いわし
青森のなかぐろ みずっぽいか
ほっき
やりいか わさびキツ
(前日、菜のはなの親方が、青森では、イカは朝に朝獲りしか喰わない、夜出すとお客が怒るといっていたのを思いだす。十分美味いけど)
ひらめ、えんがわ なんだかなぁ
いくら 軍艦

あなご喰った気がするが、忘れた

追加。どうも、巻き物は避けた方がいい雰囲気なので、 たまご握り

地物がでてきて、きちんとした、お寿司屋さん。
一見なのに、おやじさん、極めてフレンドリー。青森のお話をいろいろ語ってくださる。雑誌の写真までみせてくれて、観光大使みたい。遠来の客に超優しいお店のようでした。和気藹々。

種は極上とはいえないけれど、いちおう、まとも。ただ、わさびがなぁ。すしやのわさびのレベルにない。でも、地域の高級店なんだから、これでは、まずいんじゃないかしら。奥さん、あんな、きついわさび、鮨屋で出るなんてと、ダメだししておりました。

田酒の冷酒etc.(昨日にくらべ酒はお安い)

しめて、2万円ほど。CP的には、難しそうです。青森で鮨ならば、久兵衛系「寿司一」さん2万円超しかないのかも。行きたい?貧乏人には、勇気がいるよなぁ。


食後、明日の奥入瀬行きのため、新幹線で八戸の駅前ビジネス・ホテルへ。いそがしい。



鮨処 すずめ     
017-775-1131
青森県青森市橋本1-2-11
営業時間 11:30~14:00 17:00~23:00
定休日     日曜日
10月9日(日)・10日(月) 営業いたします。
[夜]¥10,000~¥14,999 [昼]¥3,000~¥3,999
カード     可 (JCB、AMEX)
個室     有
分煙(カウンター席は禁煙)
http://www.sushi-suzume.com/



毛無岱 @青森県八甲田  青森の秋 その2

2日目、いよいよ八甲田に。

シーズン中のロープウェイは、1時間待ちとかで、青森8時始発のバスだと、到着は9時過ぎてしまう。まよったが、タクシーならば、1万円弱というので、タクシーでいくことに。

ロープウェイの始発はハイシーズンは8時半だそうなので、不味いホテルの朝食を食ってホテルを7時に出る。


ロープウェイの駅まで1時間ほどかかるということだが、早朝のためか、40分ほどで到着。料金7000円程度である。

ただ、ロープウェイには誰もいない。1時間待ちとかは、土日だけなんだろうか。シーズン末期だということなのか。

結局、8時半始発のロープウェイは、乗客がいっぱいということにはならず、余裕たっぷりである。

今日の天気予報は、曇りのち雨とかだったが、出発時間には晴れ間もでる。ついているみたい。




ロープウェイから見る八甲田の山麓の紅葉は素晴らしい。遠くに、陸奥湾も見える。何とも、美しい眺めだ。よほど、私の行いがいいということみたい。












ウキウキ、紅葉を堪能つつ、無事山頂駅へ。でも、上に来てみると、それなりに、雲が出てきて、風も強い。

すると、係から、このあと、風でロープウェイが運転中止になる恐れありとのアナウンス。きっと、午後はもっと風が強まる、とか話しているみたい。

当初計画の第1案では、下毛無岱までいって、ロープウェイに引き返すつもりだったが、体調次第で酸ヶ湯におりる手もあると思っていたので、そうするかと考える。

でも、風にあおられて、寒いので、雨具の上下を着込んで、装備を整え、出発。

頂上の茂萢湿原の散策道を廻って、上毛無岱へむかう。湿原まではグループが少しいたが、上毛無岱方向に行くのは、先行する1組だけ、寂しいもんである。





説明を追加




 


天気はもっている。それなりのトレッキングコースをゆるゆる高齢者ペースで進む。順調。周りをカメラで撮る余裕もある。ところが、上毛無岱まで3/4ほどきた坂道で、滑ってころび、思わず笹に捕まった左人差し指が、1.5センチくらい見事に切れて、血が噴き出す。

慌ててエマージェンシーの袋をさがし、マキロンと バンドエイドで手当てするも、血が止まらない。紙テープがあったはずと見つけ出し、グルグル巻きにして、止血する。

でも、リュックや、雨具が血だらけに。気持ちが折れて、これは引き返そうと、奥さんに云う。ロープウェイにむかって登りかえしていると、途中で、ご老人にであう。

ご老人、ロープウェイにいくの?、動いてるかなぁと、不気味なことをおっしゃる。

まずいので高齢者の能力いっぱいつかってロープウェイを目指す。ようやく、平らな地点にたどりつき、あともう少しというところで、只今運休中という掲示を発見。おおいに脱力。

でも、もう選択肢はない。コースタイム2時間半という、毛無岱経由、酢が湯ルートにまた戻るしかないと決意。ノロノロ、上毛無岱へのコースを戻る。左腕をなるべく肩の上にあげ、湿原を過ぎるまで使わない予定のトレッキングポール(湿原は使用を控えるとの要請あり)を出して、補助にする。

でも、最初から、ポールを使っていればよかった。随分楽だし、安定していて、おそらく、転ばないですんだ。

もう、足で降るしかないので、覚悟を決めて、写真もパチパチ。風に乗って、雲が流れる不安定な景色だが、晴れ間もある。有難いことに、出血は大丈夫そうだ。

事故現場も無事通過、なんとか上毛無岱の湿原に到着。草紅葉はもう終わり近くだが、風に吹かれた、薄曇りの湿原は、なかなかいい感じ。そして、誰もいない。













結局、毛無岱で出会ったのは酢が湯からあがってきたらしい3、4組だけだった。

事前のウェブ情報では、ハイシーズンの木道は渋滞、展望広場は大混雑で入れないということだったが、いつの話なんだろう。でも、ロープウェイも運転中止なので、こんなもんかもしれない。

なんとか天気はもってるし、曇り空の湿原は厳しめの情感が漂っていて、それはそれで、なかなかである。

上毛無岱の展望広場にて、ジェルとアーモンドチョコで、エネ補給。すぐに、下毛無岱にむかう。

しばらくすると、例の、長い下り階段が登場。トレッキングの気分が盛り上がるも、先はまだまだということだ。









かなり急という下りの登山道がまっているはずと、どんどんさきを急ぐ。ポールを使っているせいか、予想ほどの困難さはなく、これなら、西穂の初心者コースの方がよほどテーへんと思う。

奥さんも、がんばっている。偉いぞ。

山道をくだると、紅葉も綺麗。ここでも、パチリ。日も照ってくる。快調。



 酢が湯の近くまで来るとかなり坂がきつくなるが、まあ、大丈夫。12時半には無事、酢が湯に到着。コースタイム、2時間半どおりだった。奥さん、大健闘でございます。










ただ、指負傷の身なので、本来はお楽しみの酢が湯千人風呂は断念。明日の奥入瀬行のためにも、名物らしい蕎麦(うまくなさそうではあるが)もあきらめて、ここは、早いとこ青森に戻り、外科にいって、指を縫ってもらおうと、客待ちしていたタクシーに乗り込む。

運転手さんに、駅近の外科に連れていってもらう。(酢が湯から8000円はかからなかった。)


老人患者多数の田村医院というところに入り、手を見せると、ここは、ほんとの外科じゃないので(看板には外科も書いてあったが)できるかどうか、看護師に見てもらうとのこと。

応急処置の傷を見せる。血は一応止まっているし、専門家の観点からは、傷も浅そうということで、先生に診療してもらえることに。

先生、外科なら縫うかもしれんけど、テープで処置で良さそうだから、とイソジンいっぱい塗って、治療してくれる。化膿止め3日分処方で、心配だったら外科にいってね、1週間くらいで、テープは外せるはずとのこと。ひとまず安心。明日の奥入瀬も大丈夫そうである。

青森駅に戻り、ベンチで身なりを整えながら、小休止。その後、タクシーで、かねて予約の夕飯どころ、「鮨処 すずめ」にむかうこととした。

 高齢者夫婦としては、なかなの大冒険だったなぁ。











2016-10-16

菜の花 和食 @青森県青森市本町  青森の秋 その1

タベログ通信 その161

青森の紅葉を探訪する旅の企画を立て、奥さんと八甲田と奥入瀬に行くことにする。

簡単なトレッキングだが、やはり靴と雨具はきちんとしないとということで、新宿の好日山荘や、海老名のららぽーと・モンベルに出かけては、奥さん用の装備を買い込むことに。なんだか知らんが、10万近く浪費する。

で、日程調整は、紅葉時期と、天気予報をにらっめっこ、本当は、温泉がいいが、紅葉時期を優先すると、予約が難しいので、駅近のビジネスホテルにして、夕飯は街にくりだすことにした。

1日めは高齢者夫婦なので、青森に行くだけ、2時半頃東京駅出発のハヤブサを予約する。

ひるめしは、青森は和食にせざるえないので、日本橋の泰明軒の洋食のつもりだったが、地元駅に行くとロマンスカーが、事故対応で運休との表示が。

しょうがないので、横浜廻りで東海道線のグリーンを利用ということで、昼飯も、東京駅の大丸ツバメグリルになってしまう。

出発まで、大いに余裕があるので、駅中で、ビールやおつまみ(ローストビーフとかエビフライとかカキフライとかとか)をかいこみ、車中は宴会モードということに。

でも、老人には信じられないくらいハヤブサは速く、5時半には青森駅についてしまった。




予約のホテルにチェックイン、夕食場所に予約していた菜の花という和食のお店にタクシーでのりつける。

きんしうり、菊、セロリ、りんごあえ
あなごの煮凝り

たらのあえもの、タクアン・チーズ

たら、白子、しいたけの葛の茶碗蒸し
おつくり  めぬけ、まぐろ、ヒラメ、陸奥湾のあなご
天然舞茸、八甲田牛の鍋
帆立のおじや
etc.

田酒の山廃吟醸ほか

地元の素材を使った品々で、長野の和食より、素材が良いだい分ましだが、上質な和食を食べているという満足感は、やはり薄い。和食は、どうしても、関西方面にはかなはないのかもしれない。

それに、茶碗蒸し、鍋、おじやとメインが汁気のあるものばかりなのは、組み合わせとして、さすがにどうなんだろう。

せめて、最後は、釜飯みたいなやつにしてくれれば、ずいぶん違うのにと思う。

酒呑み用の組み合わせということなんだろうか。これで、8000円のコース、しめて、2万円ほど、CPは随分低めではないかと思ってしまった。

マズかったということではないんだけれどネ。




菜のはな (なのはな) 割烹・小料理、郷土料理(その他)
017-775-7265
青森県青森市本町5-4-20
JR東北本線青森駅正面口から 車5分
営業時間     18:00~22:00(L.O.21:00)
日曜営業
不定休
[夜]¥10,000~¥14,999 [昼]¥10,000~¥14,999
カード     可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
席数     16席 (カウンター10席)
個室     有6人可(個室はテーブル席となります)
分煙(カウンターは禁煙、個室は喫煙可)
駐車場     無(店舗向かいにコインパーキングあり)
http://www.aomori-nanohana.sakura.ne.jp/

2016-10-07

ニコ爺未満へのみち エピソード36 ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR その2

ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの到着を待つ間、気にかかるのは、まず、レンズ保護フィルターのことである。

AF-S NIKKOR 200-500mmはフィルター径95mmという、馬鹿でかいものが必要らしく、とても、お高いんだとか。しかし、これをつけないという選択肢は考えられないので、Amazonnで、 Kenko レンズフィルター MC プロテクター プロフェッショナル 95mm¥ 6,000也をポチする。

さらに、WEBをさまよい、AF-S NIKKOR 200-500mmの評判を検証していると、三脚座不出来の報告が多数挙がっている。何とかする必要があるみたい。ということで、適切な対応策になるのかどうかは心もとないが、 Velbon スペアシュー QRA-35L SHOE BLACK(マグネシウム製)¥ 2,000也の導入を決める。AF-S NIKKOR 200-500mmの三脚座につけっぱなしにしておけば、少しは、被害が防げるんじゃないかという、いいかげんな発想であります。

しかし、WEBの記事で特に気になったのは、テレコンバーターのことである。どうも、AF-S NIKKOR 200-500mmはf/5.6通しということもあってか、それなりテレコンがつかえそうではあるのだが、結論的には、 テレコンバーターを装着した場合、画質の低下は明らか、この200-500mmに関しては、テレコンを使うよりも素のままでビシッと撮影して、トリミングで対応したほうが賢明ということのようだ。

でも、手持ちのシグマAPO 120-400mmをAF-S NIKKOR 200-500mmにしたところで、それほど、望遠域が強化されるようには思われない。

いっぽう、テレコンバーターならば、かなり、望遠が広がることが期待できる。1.4倍なら280-700mm、1.7倍なら340-850mmと、すごいことになるわけなのだ。

ただ、 1.4倍と1.7倍では、画質の劣化にかなり差があるらしい。テレコンをつかうにしても、1.4倍が限度という感じなので、ここは、安全ぱいということで、ニコンAF-S TELECONVERTER TC-14E III¥51,800円をポチすることにした。

ここいらへんの事前準備をすすめていると、ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRが我が家にやってきてしまった。発売当初は5か月待ちとからしかったのだが、いまは、あまっているみたいである。

早速開封、やはり大きく、重い。 シグマAPO 120-400mmに比べ少々というより、だいぶんといいたい感じだ。

D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR




AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III




D800E + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III

左 ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 右 シグマAPO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM

で、シグマAPO 120-400mmを手持ちでふりまわし、鳥屋路線を邁進していたのは、もう5年以上前で、ジジイ度が深化した現在では、体力にかなりの劣化がみられるようなのだ。もう、手持ちは無理かも、という弱気に襲われる。

というわけで、運搬用に適当なケースが是非必要だと、さらに、 WEBをへめっぐった結果、もっとも、嵩張らなさそうなLowepro カメラリュック フリップサイド200 8.5L ¥ 13,008 に白羽の矢をたてる。

こいつも、先ほど、到着。ニコンD800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+テレコンバーターAF-S TELECONVERTER TC-14E IIIを収納すると、いっぱいいっぱい、多少無理矢理だが、なんとかなりそう。

やっと、ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの体制づくりが終了した。





ただ、なんでも、ニコンAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRにぴったりのカメラは、やっとでたD300の後継機,APSC愛好家のニコ爺が随喜の涙をながしているD500なんだそうだ。

そうはいっても、鳥屋じゃないんだし、連射が優秀といっても、飛行するカワセミにジャスピンとか、私の腕では、なかなか、うまくいかないのは、D300+シグマAPO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMで、頑張ってみたときの経験からはっきりしている。

ニコ爺未満のわたしにいるのは、高ISO、高速シャッター、できれば、F値は絞れるだけ絞りたいということで、D500じゃあ、追いつかない。(かなり高ISOノイズ耐性はあるらしいけど)

ここは、意外と高ISOも大丈夫なD800Eのクロップでいくほうが、現実的な方法だろうということで、
ニコンD800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+テレコンバーターAF-S TELECONVERTER TC-14E IIIが、当面の、最善手と判断いたしておるところであります。

で、この、D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+AF-S TELECONVERTER TC-14E IIIの組み合わせですが、わたくしって、ほんとに、こいつで、鳥屋に復帰する気があるんでしょうか。

たしかに、5年以上前の鳥屋の日々、といっても、じっさいは、近所の小川で、ウォーキングしながらしこしこ、カワセミを、撮ってたりしただけなんですが。

D300+シグマAPO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM






  















ただ、ひとつ、心残りは、カワセミのホバリング、1度だけ、逆光のなかで、しょぼいやつをとったきり、次の機会に恵まれなかったことであります。

D300+シグマAPO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM




ニコンD800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+AF-S TELECONVERTER TC-14E IIIで、クロップなら、うまくいくのかもよ。

でも、重いもんなぁ。こんなの、 Lowepro フリップサイド200に詰め込んで、ウォーキングとか、腰痛が再発しちまうぞ。こまった、こまった。

一応、試し撮り。

D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm 500mm 近距離
D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm 500mm 遠距離



D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+TC-14E III 700mm 近距離
D800E+AF-S NIKKOR 200-500mm+TC-14E III 700mm 遠距離

















































   

                     これに満足いきませんなどと、偉そうなことをいいだすと、待っているのは、ロクヨン100万円越えの世界らしいので、良識ある大人としては、これで充分、スンゴク、イイレンズですというしか道はないんであります。