2014-09-07

オット イタリアン@所沢 その9

長男夫婦が、めでたく結婚3年目に突入したので、オットでお祝いすることに。
長男たちはオット初体験だが、圏央道が東名に接続したので、気分よく所沢にいくことができる。

白桃、チーズ、生ハム おいちい
イクラの冷製カッペリーニ シュンでーーーす
自家製カラスミ、北海道のバイガイ、万願寺とうがらしのグリル  うまうま
毛ガニのパンナコッタ ていばん
モンサン・ミシェルのムール貝、えんどうまめのサフラン風味のリゾット げきうま
オマールエビとジロールダケのタリアッテレ うまし
北海道の鴨とイチジクのグリル まあまあ

デザート 各種 
カプチーノとうとう

白グラス La Tour Saint Martin Menetou Salon Blanc Morogues*2
赤ボトル Brunello di Montalcino Riserva Fattoi 2007? 上品で、なかなか、うまい。 
ほか

で、46000円ちょっと。日曜なので、テーブルは満席。はやっております。帰りの運転手は下戸の息子におまかせなので、心ゆくまでワインが呑める。大満足の祝宴となりました。ごちそうさまでありました。




ファットーイ Fattoi

ブルネッロの一等地「サンタレスティトゥータ」のテロワールと伝統にしっかりと結びつくワイン造りを行う家族経営の造り手

■ モンタルチーノの本物の農民

ファットーイはモンタルチーノの南、ピエーヴェ サンタレスティトゥータ地区にあります。1965年、現オーナーのオフェーリオ・ファットーイ氏は、ブドウとオリーブ栽培の経験を積んだ後、ここに70haのカパンナ農園を購入、翌年から植樹を始めました。最初の数年は困難な仕事の連続でしたが、オフェーリオは息子のレオナルドとランベルトとともに多くの努力を重ね、現在のワイナリーを造り上げることに成功しました。 

ファットーイ設立の頃に比べて現在のモンタルチーノは大手や外国企業が参入、状況は大きく変わりましたが、ファットーイ自身は何一つ変わることなく、今も家族全員で畑作業を行っています。そんなファットーイをスローフード協会は「モンタルチーノの本物の農民」と表しています。お会いしたレオナルドさんは本当に分厚い手をしていて、まさに畑作業をしている手だとわかります。お話しするのがあまり得意ではなさそうな、ぼそぼそっとした話し方。畑と醸造所で黙々と仕事をしている様子が伝わってきました。

■ モンタルチーノの一等地「サンタレスティトゥータ」に吹く海からの風が上質なブドウを造る

ファットーイの畑があるのはガヤ、カーゼバッセなどの大物ワイナリーなども構えるブルネッロの中でも超一等地として知られているピエーヴェサンタレスティトゥータ。モンタルチーノに向かって北から流れてくるオンブローネ川と、東から流れるオルチャ川が交わる美しい谷間に広がる地にファットーイの畑はあります。

標高約300m、南西向き斜面の畑には常に海からの風が吹き、偉大なブルネッロとなるサンジョヴェーゼを完璧に成熟させます。土壌はガレストロと呼ばれる、粘土質とミネラル分が混じった特殊な特徴を持つ土質が主体。約9haの畑にはサンジョヴェーゼグロッソだけを栽培し、ロッソ ディ モンタルチーノ、ブルネッロ ディ モンタルチーノ、ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァの3つのワインを造っています。

醸造、そして熟成はブルネッロの伝統的な方法を尊重。熟成は主に32hlから45hlのスラヴォニア産オークの大樽で行います。ロッソは6ヶ月間樽熟成、ブルネッロはじっくりと3年、そしてリゼルヴァは4年(リゼルヴァのみ500リットルのトノーも使用)。

素晴らしいテロワールの畑で丁寧な仕事によって造り出されるファットーイのワインは様々なワインガイドで評価。『デキャンター』でブルネッロ2007ヴィンテージは93点の高得点。コストパフォーマンスに対しても高く評価され、Highly Recommendedとして紹介されています。

ブルネッロ2006は『ヴェロネッリ2012』で91点、『ガンベロロッソ2012』で最終選考に残る2ビッキエリを獲得。そして『エスプレッソ2012』では"近年目覚ましい成長を続ける注目すべきワイナリー"に与えられる☆マークを獲得するなど、高い評価を受けています。

さらに、スローフード協会が発行するワインガイド『スローワイン』では「香りや味わいなどワインそのものの品質に加え、テロワール、環境、アイデンティティを表現している造り手」に与えるカタツムリマークを受賞。モンタルチーノの大地に文字通りしっかりと根を張った造り手です。

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