2018-07-07

ティル・フェルナー(ピアノ) シューベルト・ツィクルス II @トッパンホール

ティル・フェルナーのシューベルトチクルス IIにいく。

昨年12月に予定されていたツィクルス Iがフェルナーの手の故障で中止、このツィクルス IIも曲目が変更、後半にシューマンの幻想曲になっている。

シューマンの幻想曲は大好きなので問題ないが、フェルナーの調子はどうなんでせうか。

一曲目 シューベルトのソナタ。なかなかである。D784なのでデーモンはあまりいないが ミューズはタップリ。2曲目は楽興の時。シューベルト特有の明滅する感情が溢れる曲。
フェルナーはそれなりな感じで、レオンスカヤみたいな強烈さはすくなくて、正統派のたたずまい。

後半はシューマンの幻想曲。おそらくシューマンでわたしが一番好きなピアノ曲。ピアニストのシューマン適性はこれで測るときめている。

だが、今までの測定結果はリヒテル がダントツ で1番。それ以外は、みな番外という感じ。それなりに評判のアルゲリッチもフェルナーの師匠のブレンデルも霞の彼方というところであります。

フェルナーもそれなりでありましたが、 シューマンって真性のロマンティッシュ馬鹿なので、その部分で満足させるのはやはりかなりムズイようであります。

幻想曲で評価はちょっと酷ということでしょう。

アンコールはリストのなにかで、良い感じ。

でも、シューベルトチクルスの続きがあったらまたいってもいいかな。




ティル・フェルナー(ピアノ) シューベルト・ツィクルス II

シューベルト…楽興の時/幻想曲《さすらい人》/ピアノ・ソナタ第14番、15番《レリーク》

2018年07月07日(土) 16:30 開場 17:00 開演




<変更後のプログラム>
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D784
シューベルト:楽興の時 D780
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17(※)






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