2022-08-23

読響定期演奏会 第620回モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 マーラー:交響曲第9番 指揮=ユライ・ヴァルチュハ ピアノ=アンヌ・ケフェレック @ サントリーホール

演奏会夏枯れの8月にマーラー:交響曲第9番をやるというので、読響定期演奏会へ。

指揮のユライ・ヴァルチュハさん、スロバキア出身の若手らしい。ノイマンみたいな、モラヴィア風のマーラーなのかしら。


1曲目

モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番

ピアノのアンヌ・ケフェレックさん、名前は聞いているけれど、あまり詳しくは知らないひと。まあ、ブレンデルの弟子という認識なので、モーツァルトは大丈夫でしょう。

で、とても上品で優しい音がする。27番にはあってるかもね。それに、なにしろ曲がすこぶるいい。透明な叙情、思いが浄化されっきったやはらかな光に包まれるようで、こころを撃たれる。

バックはとっても情感たっぷりにエスプレッシーボで、なかなか。読響の弦も、すこぶる美しくびっくり。


アンコール ヘンデル/ケンプ編:メヌエット ト短調

メチャクチャ、美しい曲。ヘンデルって、やっぱり、凄いメロディーメカーなんだなぁと感心。


後半

マーラー:交響曲第9番

今時の分析的で見晴らしのいい音楽ではなく、情緒重視で、かつ温度感のある演奏。

ただ、いまいち、ピンとこない。でも、4楽章にはいってからは俄然しっくりと聞くことができた。まあ、音楽が凄いからそれは、そうなるよなぁ。とはいえ、期待には届かず。

モーツァルトの天才振りを改めて思い知らされたというところかしら。

21:10分終演予定が21:20分までかかって、帰りの地下鉄が心配で、すぐにホールを出たのでした。

今度、10月聴きに行くブロムのマラ9はどうなるんでしょうか、ちょっと、心配。



読響定期演奏会 第620回

2022/8/23(火)18:15 開場 19:00 開演 --21:10

サントリーホール 大ホール 

指揮=ユライ・ヴァルチュハ

ピアノ=アンヌ・ケフェレック

モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番

マーラー:交響曲第9番

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