演奏会夏枯れの8月にマーラー:交響曲第9番をやるというので、読響定期演奏会へ。
指揮のユライ・ヴァルチュハさん、スロバキア出身の若手らしい。ノイマンみたいな、モラヴィア風のマーラーなのかしら。
1曲目
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ピアノのアンヌ・ケフェレックさん、名前は聞いているけれど、あまり詳しくは知らないひと。まあ、ブレンデルの弟子という認識なので、モーツァルトは大丈夫でしょう。
で、とても上品で優しい音がする。27番にはあってるかもね。それに、なにしろ曲がすこぶるいい。透明な叙情、思いが浄化されっきったやはらかな光に包まれるようで、こころを撃たれる。
バックはとっても情感たっぷりにエスプレッシーボで、なかなか。読響の弦も、すこぶる美しくびっくり。
アンコール ヘンデル/ケンプ編:メヌエット ト短調
メチャクチャ、美しい曲。ヘンデルって、やっぱり、凄いメロディーメカーなんだなぁと感心。
後半
マーラー:交響曲第9番
今時の分析的で見晴らしのいい音楽ではなく、情緒重視で、かつ温度感のある演奏。
ただ、いまいち、ピンとこない。でも、4楽章にはいってからは俄然しっくりと聞くことができた。まあ、音楽が凄いからそれは、そうなるよなぁ。とはいえ、期待には届かず。
モーツァルトの天才振りを改めて思い知らされたというところかしら。
21:10分終演予定が21:20分までかかって、帰りの地下鉄が心配で、すぐにホールを出たのでした。
今度、10月聴きに行くブロムのマラ9はどうなるんでしょうか、ちょっと、心配。
読響定期演奏会 第620回
2022/8/23(火)18:15 開場 19:00 開演 --21:10
サントリーホール 大ホール
指揮=ユライ・ヴァルチュハ
ピアノ=アンヌ・ケフェレック
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
マーラー:交響曲第9番
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