2014-09-16

ピッツェリア アルベロベッロ (Alberobello) イタリアン@神奈川県伊勢原市

タベログ通信 その68


連休最終日、実家にいた奥さんなかなか、お帰りにならない。
7時も過ぎた頃、いま、巣鴨ダヨと、電話。
小田急ロマンスカーの席を取れとご下命が下る。
それはいいんだが、飯をどうすべい。
日頃利用するところは、もう行き尽くした。
困って思いついたのが、
アルベロベッロ。
ここは、開店当初も含め、2、3度いったことがあり、かなり残念な印象が残っている。
でも、食べログでは、意外の高評価。店も、パティストリ専門売場など着々大拡張であります。
ま、行くところないんで、再調査もいいかということで、8時から3人大丈夫?と、おたづねする。
で、席はありますとのこと。(ただ、ラストオーダー9時ですよと、親切に補足がある)
奥さんと、次男、なんでアルベロベッロなんぞにという顔だったが、 マア、マア、となだめつつ、3人で乗りつける。

アラカルトで注文。

アンティパスト
シャコのフリット イタリアンではじめて遭遇かも、なるほど、

秋刀魚のカサレッチェ 時期ものですな。家族には、それなりに好評。でも、まだ 、前菜もう1ヶきてないヨ、とサービスにおつたえする

天使のエビ竈焼(アンティパスト) 注文見落としかカサレッチェのあとにどうどう、登場

ムール貝にお米のオーブン焼 パエーリャでなくリゾットみたいなやつ、へえぇ。さっぱり系の味付けだが、家族はいいんじゃない、と言う評価

カルボナーラ ぜんぜんえぐみのないカルボナーラ、一般人むけの味つけなのかも

ゴルゴンゾーラとイチジクのピッツァ 季節もの、ゴルゴンゾーラ、イチジクとも味の濃度が足りない感じ

赤ボトル シェラザーデという、シチリアでもタンニンが少しあるやつだった、のみやすい。

で、ドルチェは避けたほうが印象わるくならないだろうから、パスという、家族の助言を採用して、とらず。

しめて、22000円弱。
全体に、味に気合が感じられなくて、無難方面に逃げている感じがあるものの、
いままでの評価がかなりよくなかったので、これなら、ナンカのときには、使ってもいいんじゃない、と、印象はだいぶん改善しました。
メインでなく、ピザにしたのが勝因かも。

ま、サードチョイスの次くらいかなとは思うが、まずは、めでたい。


2014-09-14

中国料理 慶福楼 本厚木店@厚木 その4

奥さん実家なので、夕食は慶福楼に、母、次男と3人でいくことに。
日曜だが随分空いている。

海老マヨ
牛とニンニクの芽炒め
マテ貝と季節の野菜炒め
白身魚の甘酢餡かけ
五目焼きそば
を食す。

もう十分と思ったので、
バアさまに、お腹いっぱい?とお伺いをたてる。
と、あにはからんや、デザートならはいるとのこと。
急遽、杏仁豆腐を1ケ追加となりました。
食欲旺盛、文句いったら罰ものですな。

しめて、11000円ちょっと。
慶福楼、ひさしぶりだったが、安定のお味で大満足。
ばあさんもウマかったとのことで、めでたい。ごちそうさん。

2014-09-13

フィーコディンディア シチリア料理@厚木 その5

次男、前日に誕生日だったらしい(もう、別にメデタクはないんだが)。前日の誕生日のその前日、無視を決め込んで、嫁さんとカサマイアにくりこみ、美味しい時間を過ごしていたので、さすがに、気がひける。
で、きょうは、つれあい、ちょうど里帰りで、次男ともども二人いっしょに放置されてしまったので、厚木のフィーコディンディアで、夕食をと計画する。
連休なので、突然の予約は無理筋だったが、ようやく、8時からの空きをゲットする。

いわしのフライ
あなごのグリル
生ハムとサラミ
なすとトマトとバジルのフリッジ
パルミジャーノと胡椒のパスタ
スカンピのグリル
和牛イチボのふらい
ドルチェ カプチーノ 
赤ボトル タンクレディ 映画山猫にでてくるとサーブの女性がご紹介、思わず、ヴィスコンティの山猫なんて、よくご存知でと、くちばしってしまった。(ジジイむけのプレゼンにきまってるでしょと、次男冷静コメント)

しめて、21000円ちょっと。わたし、カサマイアで天国を味わったばかりなので、評価は避けたい(シチリアとカタルーニャ、その差、歴然などと、思ちゃいました)が、厨房にマスターガいらっしゃらないときのラメッセよりは、こっちかなぁなどと思う。
それに、次男は充分満足したようで、罪滅ぼしにはなったみたいです。

2014-09-11

CASA MALLA その9

シェフが夏休みで、修業先のカタルーニャに里帰り、9月5日からお店再開ということで、おみやげがあるはずと、夫婦でランチに出かけることに。

冷製かぼちゃのスープ(グラスいり)
フエFuet、ラングニサllonganissa 、チェリソ (シェフの修業先の実家、ミシュラン一つ星Els Casals(エルス・カサルス)のホンモノ。チェリソなんか、ま、別もんです)
パントマッカ(パンにトマト)
カタルーニャのアンチョビ(うまー)、自家製粒チ-ズ、トマト、キュウリ
マシュポテト、シメジ、レンコン(ふらい)、温泉たまご、ソブラサーダ(これもエルス・カサルス製)
ホウボウのパエリア
スペアリブのカレー煮込み

カヴァ、白ワイン (グラス)
Pago de los Capellanes Crianza '09 (赤ボトル、テンプラニージョ) ボディがあっても重すぎない。おいしい。

イチジクのタルト*2(季節です)、フラン*1

カタルーニャ伝統の巨大な人間の塔「Castell」のお祭りなど、楽しいおみやげ話と、おみやげ食材を堪能、ごちそうさま。〆て、20000円少々。まんぞく、まんぞく。

Castellの人形


2014-09-07

オット イタリアン@所沢 その9

長男夫婦が、めでたく結婚3年目に突入したので、オットでお祝いすることに。
長男たちはオット初体験だが、圏央道が東名に接続したので、気分よく所沢にいくことができる。

白桃、チーズ、生ハム おいちい
イクラの冷製カッペリーニ シュンでーーーす
自家製カラスミ、北海道のバイガイ、万願寺とうがらしのグリル  うまうま
毛ガニのパンナコッタ ていばん
モンサン・ミシェルのムール貝、えんどうまめのサフラン風味のリゾット げきうま
オマールエビとジロールダケのタリアッテレ うまし
北海道の鴨とイチジクのグリル まあまあ

デザート 各種 
カプチーノとうとう

白グラス La Tour Saint Martin Menetou Salon Blanc Morogues*2
赤ボトル Brunello di Montalcino Riserva Fattoi 2007? 上品で、なかなか、うまい。 
ほか

で、46000円ちょっと。日曜なので、テーブルは満席。はやっております。帰りの運転手は下戸の息子におまかせなので、心ゆくまでワインが呑める。大満足の祝宴となりました。ごちそうさまでありました。




ファットーイ Fattoi

ブルネッロの一等地「サンタレスティトゥータ」のテロワールと伝統にしっかりと結びつくワイン造りを行う家族経営の造り手

■ モンタルチーノの本物の農民

ファットーイはモンタルチーノの南、ピエーヴェ サンタレスティトゥータ地区にあります。1965年、現オーナーのオフェーリオ・ファットーイ氏は、ブドウとオリーブ栽培の経験を積んだ後、ここに70haのカパンナ農園を購入、翌年から植樹を始めました。最初の数年は困難な仕事の連続でしたが、オフェーリオは息子のレオナルドとランベルトとともに多くの努力を重ね、現在のワイナリーを造り上げることに成功しました。 

ファットーイ設立の頃に比べて現在のモンタルチーノは大手や外国企業が参入、状況は大きく変わりましたが、ファットーイ自身は何一つ変わることなく、今も家族全員で畑作業を行っています。そんなファットーイをスローフード協会は「モンタルチーノの本物の農民」と表しています。お会いしたレオナルドさんは本当に分厚い手をしていて、まさに畑作業をしている手だとわかります。お話しするのがあまり得意ではなさそうな、ぼそぼそっとした話し方。畑と醸造所で黙々と仕事をしている様子が伝わってきました。

■ モンタルチーノの一等地「サンタレスティトゥータ」に吹く海からの風が上質なブドウを造る

ファットーイの畑があるのはガヤ、カーゼバッセなどの大物ワイナリーなども構えるブルネッロの中でも超一等地として知られているピエーヴェサンタレスティトゥータ。モンタルチーノに向かって北から流れてくるオンブローネ川と、東から流れるオルチャ川が交わる美しい谷間に広がる地にファットーイの畑はあります。

標高約300m、南西向き斜面の畑には常に海からの風が吹き、偉大なブルネッロとなるサンジョヴェーゼを完璧に成熟させます。土壌はガレストロと呼ばれる、粘土質とミネラル分が混じった特殊な特徴を持つ土質が主体。約9haの畑にはサンジョヴェーゼグロッソだけを栽培し、ロッソ ディ モンタルチーノ、ブルネッロ ディ モンタルチーノ、ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァの3つのワインを造っています。

醸造、そして熟成はブルネッロの伝統的な方法を尊重。熟成は主に32hlから45hlのスラヴォニア産オークの大樽で行います。ロッソは6ヶ月間樽熟成、ブルネッロはじっくりと3年、そしてリゼルヴァは4年(リゼルヴァのみ500リットルのトノーも使用)。

素晴らしいテロワールの畑で丁寧な仕事によって造り出されるファットーイのワインは様々なワインガイドで評価。『デキャンター』でブルネッロ2007ヴィンテージは93点の高得点。コストパフォーマンスに対しても高く評価され、Highly Recommendedとして紹介されています。

ブルネッロ2006は『ヴェロネッリ2012』で91点、『ガンベロロッソ2012』で最終選考に残る2ビッキエリを獲得。そして『エスプレッソ2012』では"近年目覚ましい成長を続ける注目すべきワイナリー"に与えられる☆マークを獲得するなど、高い評価を受けています。

さらに、スローフード協会が発行するワインガイド『スローワイン』では「香りや味わいなどワインそのものの品質に加え、テロワール、環境、アイデンティティを表現している造り手」に与えるカタツムリマークを受賞。モンタルチーノの大地に文字通りしっかりと根を張った造り手です。

2014-08-30

寿司処 あきよし @神奈川県秦野市渋沢

タベログ通信 その67


知人との懇親会で、寿司処 あきよしにいく。
神奈川県県央(秦野市)という、鮨不毛地帯にあって、すごくもちあげているwebを前に発見。
小田原、時よし後継探しの時に、きにはなっていたんですが、
なにしろ、秦野市渋沢、それも駅から徒歩で20分以上はかかりそうということで、行くにはいたらずのお店でした。
今回、幹事の特権を活かし、探検におもむくことに。5000円くらいでねと頼みました。完全予約制ということであります。

駅からタクシーで、店の前の、市立渋沢保育園をめざす。目的地へんで、寿司処 あきよしに行きたいんだがというと、キューブレーキ、店の前でとまってくれました。

よろしく、お願いします、と入店して、タクシーで保育園をめざしてきました、というと、寿司処 あきよしで大丈夫。うちを知らないタクシーなんて、もぐりですよ、と、親方、言い放つ。ホホゥ。

で、おつまみ中心、すしは、5,6貫くらいでとおねがいした、おまかせの登場を待つ。(ただし、今回は懇親会なので、つけ台でなく、あがりこまちの、テーブル4席に、すわることに。つけ台には、すこしあとで、ご夫婦が2人きておりました)

のみものは、生ビール*6、冷酒*2、サワー*3というところ。

つきだしに、かつをの軽いたたき(小さめに角切り、醤油味)

さしみ
金華さば〆、関サバなま(〆生、反対だったかも)、とりがい、あかがい、あおやぎ、いなだ、メイチダイ(めづらしい)

いわがき (本日のハイライトっていう位置づけか。質はどうでしょう。まぁ、牡蠣は難度高すぎなんで、ここで評価されると厳しいよね)

にぎり こぶり1貫
しんいか、こはだ(2枚づけ?)、まぐろ赤身(中トロより)、こういかげそ

あなご2貫 (めずらしい、まっくろ)

汁椀(えび頭いり)

しめて24,000円ちょっと。つまみに重点をとお願いしてあったので、さしみ以外のものがあると、もっとうれしかったかもしれません。

親方、かなり、自信があるらしく、産地や、調理法など、元気よく語る。銀座じぁこの値段じゃくえないよ、とのこと。(ま、質が違うので、当然ですが)
webの記事でも、CP抜群、手がかかっていて、ありえないおいしさ、という、おほめにあずかっているのでした。

で、わたしメの感想ということですが、不毛地帯の秦野市としては、上々の鮨屋ということになるんでしょう。すしだねも、この値段なら、頑張っているということかなぁ。
ただ、小田原、時よし後継の鮨屋という意味では、むずかしいような。

昔、時よし後継探しでいった、鮨処 ゆきむら、タベログ神奈川県鮨ランキングナンバー1、評価点、驚異の4.20と比較すると、つけ台でくったわけではないので、よくはわからないわけだが、たねでは、あきよし、すしとしては、 ゆきむらという感じでしょうか。

ま、小田急ロマンスカー備えつけのタウンガイドにのってる「寿し 甚きち (じんきち)」よりは、だいぶ、ましかもね。

で、意味不明の、ロケーション、誰も知らないだろう、厚木市愛甲西「鮨処 酒主」との比較では、あきよし、ゆきむら、甚きち対比ならば、意外と、鮨処 酒主、判定勝かもしれません。(わたしの好みとは違う鮨屋ですが)

寿司処 あきよし、立地が、圧倒的に不利なので、再訪はむずかしいかもなぁ。

親方、サービスがんばっていらして、他にお客はいないからと、かえりは、駅までおくってくれました。ありがとう。

2014-08-24

天麩羅 ほり井 @神奈川県相模大野

タベログ通信 その66

オペラのあと、相模大野の天麩羅 ほり井にいく。
相模大野で降りるのはひさしぶり。駅前再開発で、大改造、全然様変わりになっております。
グーグルマップでなんとか、辿り着く。

つきだし
やまいも  サラダ

えび
アスパラ
きす
れんこん
しいたけ
みょうが
ベビーコーン
小鮎  ほたてのかわり。びわこ産とか
こむつ はじめて、くったかも。めごちみたいで、なかなかうまい。
あなご

追加
ししとう
なす
まるじゅう おいも自体がもう少し美味くないと、デザート役としては、きびしい

天茶  かきあげ ちと塩が効きすぎみたい

アイスクリーム 蛇足

中ジョッキ2   菊水1
しめて、8,700円ほど。

ご主人に、ここどうして、お知りになられましたと訊かれたので、あるホームページ(AQ! & へべ の楽しいレストランhttp://aq.webtech.co.jp/rest.html#notes)で、誉められたのみたんです。有名なサイトじゃないけれど、すごいグルメなんで、ここで、☆2つなんて、たいしたもんですよ、と、チクル。

AQ! & へべ さんいわく、
腕の良い職人さんにも色んなタイプが、此処は、あまり自覚的でない方。
頭でどうこうより、身体から出てきた感じ。
ざっかけないようでいて微妙な、揚げ物の才人。魚各種の描き分けが素晴らしい。
しかし、佇まいとしては、「並みの店」の「並みの店主」。
フツーに気の良い若者(補注。今は、立派な中年)…って感じですが、実は「明日の名人」の器かもよ(笑)。と、大絶賛なんですが、

ご主人、全然思い当るところなしというご様子。

AQ! & へべさん情報どおり、ニコタマ玉高の天一には、3年ぐらいいて、最後は千葉。本店にいたことはないそうだ。
秋田のご出身らしく、秋田商業の野球、外人部隊ばかりという能代工業のバスケなど、よもやまばなしを。たしかに、普通の気の良い職人さんであります。

で、天ぷら屋さんとして、「明日の名人」の器かどうかは、チト、わかりませんでした。
天ぷらは、ほんとうに、やっかいな喰いもんで、ごく稀な天国のてんぷらやと、その他大多数の地獄のてんぷらやだけで、中間というものがあまりないんですが、ここは、珍しくも、中間地帯のまっとうなてんぷらやという感じでした。

お勘定は、追加もふくめ、8,700円と少し。
てんぷら喰うなら、おまかせの10,000円、築地のなかがわが、やはり、幸せの王道かもしれません。

でも、土曜の夜、カウンター(9席)が8席うまって、大盛況。地域良店として、繁盛しているようであります。