3月の演奏会以降軒並み中止だったコンサート。
やっと、開催がはじまって、そろそろ、いってみようかと、いうことに。
でも、来日演奏家は入国できないし、大編成の曲もあまりないので、どれを聴きに行くかで少し困る。
で、河村尚子さんがラフマニノフを弾くというので、出かけてみることに。
指揮は小林研一郎さん、大ベテランですが、どうも、チャイコ方面が得意という話なので、いまいち、接点がなく、まだ聴いたことがありませんでした。
どんなもんじゃろうかいな、と興味しんしん。
最初、
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲。まあ、こういう曲ですよね。
でも、オーケストラが3密対策なのか、今までより各奏者が少し離れて座っているみたい?で、響きが今までと違っている感じがしました。ただの、気のせいかなぁ。
次は今日のお目当て、
河村尚子さんのラフマニノフ、パガニーニの主題による狂詩曲。
河村さん、やっぱり、ロシアンスクールじゃぁないので、ラフマニノフ臭さむんむん、という感じではありません。
曲自体も、ハリウッド調だったり、印象派っぽかたり、まとまりのある印象が得にくい曲なので、それをぎゅっと一つに纏めるといった力業は、なかった気がしました。
つまり、ちゃんとしたピアニストなんだと思いますが、いまいち、わたくしとの相性がよくないみたいです。アンコールは、くまん蜂だよね。
休憩後、ベートーヴェンの交響曲第3番。実演で聞くのは、本当に久方ぶり。
ベートーヴェンって、実に面白くって、いい曲書くよなぁと、感心してしまいました。
コバケンさんの指揮は、ためを効かせて、情感たっぷり。ナルホド、チャイコ向きだよねという感じ。
でも、久しぶりの実演のベートーヴェン、やっぱ、才能あるよなぁと、感心しきりでした。
アンコールは、アンニーローリーかな。まあ、演歌だよねという、思い入れたっぷりの演奏で、しめくくり。
読響さん、まだ本調子にはもどっていないのかもしれなくて、ウウ~ムなところもありましたが、気持ちはこもっておりましたし、久しぶりの実演なので、なかなかに、楽しめて、えかった、えかった、ということになったのでした。
読響 土曜マチネーシリーズ 第231回
2020/10/24(土)13:00 開場 14:00 開演 終演16:00
東京芸術劇場 コンサートホール (東京都)
指揮=小林研一郎
ピアノ=河村尚子
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
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