2020-01-10

印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展 @三菱一号館美術館

時間潰しに丁度いいかということで、上野東照宮至近のゴッホ展は回避して、三菱一号館美術館の吉野石膏コレクション展に行く。

ルノワールなんかがいっぱいあるとかで、面白そうである。

行ってみると、確かに印象派の有名作家の絵が集まっていて、見ていて楽しい。

展示されている絵がすべて、なんとも穏当というか、気分を落ち着かせるというか、来場していた老婦人が、こういうの見て気分よくならない人はいないわよね、と言っていたのが、印象的でした。

まさに言い得て妙、でも、それってコレクションについての評価として、はたして褒め言葉なんだろうかなどと、まあ、ちょっと意地悪な感想が浮かんでしまいました。

確かに、あのシャガールの素敵な恋人たちの絵を見ていて、幸せな気分にならない人なんていないよね。それで、じゅうぶんに満足すべきなんでしょう。

あと、アンリ・ルソーの「工場のある町」、ルソーの絵の飛び抜けて不可思議な世界の喚起力は驚くべきもんでした。







印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展

会場
三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2
会期
2019年10月30日(水)~2020年1月20日(月)
入場料
一般=1,700円
高大生=1,000円
小中生=500円
*障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
休館日
月曜日(祝日・振替休日の場合、1/20、トークフリーデーの11/25と12/30は開館)、12/31、1/1
開館時間
10:00~18:00(1/3を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21時まで。入館は閉館の30分前まで)


印象派などの名品で世界に誇る吉野石膏コレクションは、優しく、親しみやすい作品が多く、フランス近代絵画の流れを一望できるものです。
ルノワールの初期から晩年までの重要な作品、モネの《睡蓮》や、ピサロ、シスレー、セザンヌの詩情豊かな風景画、ルノワール、ドガ、カサットによるパステル画、ピカソの肖像画、国内有数の質と量を誇るシャガールの油彩画など、選りすぐりの72点が一堂に会します。
本展では、石膏ボードでおなじみの大手建材メーカー・吉野石膏株式会社による、珠玉のコレクションを紹介します。[公式サイトより]

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