2016-06-10

白神山地でブナに会う 4日目

朝から晴天。いよいよ、白神山地でブナに会うのメイン・イベント、高倉森登山である。

7時半過ぎに、宿の「ブナの里白神館」を出発、2度目のアクアグリーンビレッジANMON経由(ここから先は、ダートで、5月30日(月)正午に開通したばかりだそう)で、津軽峠に向かう。

8時少し過ぎに到着。今日は、初めて使う、ストックも装着して、登山者っぽいいでたちとなる。

 













まずは、マザーツリーへ。8時15分には到着。


 
そこから少し戻り、登山道に入る。それほど、きつくはないけれど、きちんとした、登山道。






















最高地点の高倉森でも829mなので、森林限界より低い、ブナ林の中を歩く。基本、ブナの新緑だけの景色。でも、そのために来たので、気分は、すこぶるよろしい。









白神のスプリングエフェメラ「銀竜草」らしい





登 り続けて、9時少し過ぎ、かなり時間を使ったと感じたころ、世界遺産核心地域のへりに到着。樹の幹に、地域図が取り付けられている。(これは、帰ってきてか ら、写真と、地図を見較べてわかったこと。歩いているときは、地図の意味は、わからなかった)。






9時半頃、高倉森頂上に到着。情報どおり、見晴らしは良くない。
















次のポイントにすぐ、向かう。9時40分ころ、目標の、ゴールまで、 2.4km地点につく。ただ、ここにあるはずの、ファザーツリーがどこにあるか、わからない。疲れていたらしい。




















帰って、写真を見ると、このあたりの、9時 43分の写真に、おそらく、ファザーツリーと思われる大きなブナの写真がある。

ただ、現場では、大きなブナとは思ったが、なぜか、ファザーツリーとは全く考えず、さらに、先に進む。本来の計画では、ここから、津軽峠に戻るはずだった。でも、目標は、ファザーツリー、折角、白神に来て、見ないで済ますことはできないのである。




















すると、9時50分ころ、25度くらいありそうな崖道にロープが張ってあるところに来てしまった。たしか、ロープのある急な坂が地図に記載されていて、入 るつもりのないルートではないかと思ったが、なにしろ、ファザーツリーだ。そのまま、ロープにすがりながら、道を降下。急な下りが、かなり長く続く。



これは、もう、ファザーツリーは過ぎてしまったと思たが、この期に及んで、あの急坂を登攀する気にはなれない。もう、ゴールのアクアグリーンビレッジ ANMONまで、いくしかない。暗門で、有り金はたいて、タクシーを呼び寄せ、津軽峠まで、もどればいいじゃん。ていうわけだ。





ということで、長い下り坂(最初の急坂ほどの斜度はない)を下っていくと、ついに、10時20分ころ、アクアグリーンビレッジ暗門へ1.6kmの道標に遭遇。あともう少しである。


 

 


10時35分過ぎ、ミズナラの大木2本(帰ったあと、地図に記載があるのを知ったのだった)の地点に到着。






10時50分、幾分、平坦なところで、いよいよガス欠。足の踏ん張りがきかないので、小休止。アーモンドチョコで、糖分補給。















がくがくする足を酷使しつつ、最後の坂を下り、11時15分に、ゴ-ル地点、アクアグリーンビレッジANMONに到着した。





所用時間、小休止を含め3時間10分、コースタイムは5.6km、5時間なので、早過ぎ、素人のペース配分で、後半、ひざに来たのは、無理もない。

案内所で、タクシーで津軽峠に戻りたいと、相談すると、高いので、バスで行ったらいい。410円でいけるから。12時40分発なので、そこいらで、食事でもして、待っていたらと、助言を受ける。

ここから津軽峠まで、30分くらい、計画の津軽峠出発時間は15時近くなので、2時間近く早く、出発できるみたいだ。

バスにすることにして、アクアグリーンビレッジANMONに暗門の湯という温泉があるのを発見。丁度いい時間潰し、汗みずくなので、800円で、入浴することにした。

なかなか、感じのいい温泉で、宿のお風呂より、よっぽど、気分がいい。


 
そのあと、センターハウスのレストランで、冷やし山菜そばを食す。















12時40分、時間どうり出発の津軽峠行きバスに乗車、津軽峠を13時30分前には、車で、秋田の宿を目指す。



氷イチゴ食べたの


17時前には、リッチモンドホテル秋田駅前に到着。今日のミッション無事終了とあいなった。

なかなか、ハードな行程だったけれど、お楽しみはこれから、打ち上げの夕食が待っている。メデタイ。


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