2018-11-03

指揮:ジョナサン・ノット ピアノ:ヒンリッヒ・アルパース ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 ラフマニノフ:交響曲 第2番 東京交響楽団 @サントリーホール

ブラームスのピアノ協奏曲 第2番にラフマニノフ 交響曲 第2番という、大曲2曲、美味しさ2倍のコンサートにいく。

前半はブラームスのピアノ協奏曲 第2番。

指揮はジョナサン・ノットさん。
ピアノはヒンリッヒ・アルパースというドイツの人らしい。すごく大きながっしりとした体格の人で、さぞかし、強靭な音を出すのかと思ったら、すごく繊細にうたうタイプ。

ドイツ人なのに、ドイツっぽさはあまりない。ジョナサン・ノットの指揮とあいまって、ブラームスとは思えないような、ほとんど、ショパンみたいに、極めて、美しい、夢みるような演奏。こういう変わったブラームスでも、これだけ美しければ、文句なしであります。

アンコールは、ブラームスの3つの間奏曲Op.117 第1番

後半、ラフマニノフの交響曲 第2番。ノット、ゆっくりめのテンポで、ロマンティックによく歌い、容赦なくラフマニノフしていて、さすがです。

3楽章は夢みるような、白眉の美しさ。

4楽章の駆けぬける音楽(上手くやるのは意外とむずい)も、気持ちの入った演奏で、大満足の出来。やっぱり、ノットさん、実力者です。





東京交響楽団 第665回 定期演奏会
サントリーホール
2018年11月03日(土)18:00 開演
出演
指揮:ジョナサン・ノット
ピアノ:ヒンリッヒ・アルパース
曲目
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.83  
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 op.27  

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