2013-12-08

ターナー展 @東京都美術館

東京都美術館のターナー展に行く。
こんなに大規模なターナーの展覧会なんて、珍しいんじゃないでしょうか。ターナーって、日本でそんなに有名なんでしょうか。

わたくしの場合は、はるか大昔の中学生時代、世界美術全集とかいうのを毎月とってもらっていた中で、《 雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道 》というのをみて、びっくり仰天。
イギリスにもいい画家がいるんだと、強く印象に残ったのを憶えています。
でも、ターナーを、こんなに真正面からとりあげた展覧会を見たのは初めてです。

今回、いろいろなジャンルの絵を見ることが出来ました。残念な感じの歴史画とか、時事物とか。下手としか思えない人物描写。
そして、俗物な臭いの漂う、履歴の数々。

でも、なんという空気、なんという色彩。「レグルス」とか、イタリア「サン・ベネデット教会、フジーナ港の方角を望む」とか、《平和——海上の儀式(水葬)》とか、息を呑むような絵がごろごろある。
黄色だ!天才だ!と、久さしぶりに、興奮させられました。

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