2019-02-14

ミクローシュ・ペレーニ  ベートーヴェン・チェロソナタ全曲演奏会【第1日】@浜離宮朝日ホール 中央区築地

ペレー二のベートーヴェン・チェロソナタ全曲演奏会【第1日】に行く。

ベートーヴェンにはチェロがあってる気がしたような覚えがあるが、それほど聞き込んだことはなく、それほど好きだと思っていなかった曲だ。

でも、ペレー二はもしかすると、今回が聞き納め。ほんとはバッハの無伴奏がいいけれど、贅沢は言えません。ベートーヴェンでもいいかということで、チケットをゲット。離宮朝日ホールに出かける。

前半、1番が始まる。若いベートーヴェンの伸びやかな音楽が、すこぶるノーブルな音で流れてくる。
ああ、そうだった。
2014年にフィリアホールで聴いたいた時も、この肩ひじのはらない、すこぶる品格のある音に感心したんでした。

私、どちらかというとベートーヴェンの気力漲る音楽が不得手なんですが、ペレー二で聞くと自然にすうぅと入ってくる感じ。ああ、いい気分だ と、聞き惚れてしまう。

二曲目は第4番。後期なのでそれなりに構えの大きい曲。

後半
モーツァルト《魔笛》より'可愛い娘か女房がいれば'の主題による12の変奏曲 ヘ長調 op.66
パパゲーノのアリアがテーマになっているので、正直それだけでいい気分。

2曲目は第3番イ長調 op.69。
ベートーヴェンってやっぱりなかなか良い曲を書くよなぁと感心してしまう。
ペレー二も充実したベートーヴェンの曲を感興豊かに弾き進める。
ペレー二だと ベートーヴェンの武張った感じがほとんどないので、ミューズがフモールをまとって流れてゆくみたい。
まあ、つまりノーブルていうことですね。
むかしむかし、ベートーヴェンアレルギーにかかったことがある私にとっては、まことにしっくりくる演奏でした。

イムレ・ローマンさんのピアノも十分役立っていてきちんとしたもんでした。
(ちょっと音量が大きくてバランスが?というところもあったけれど、ベートーヴェンの若い頃なんかは時代の様式も関係がありそうなので、曲のせいかもね)

なにはともあれ、ブラヴォー。明日が楽しみです。

アンコールは2曲
第2夜のプログラムから 魔笛変奏曲とホルンソナタから


ところで、今日のペレーニを皮切りに、これから2週間で8回の演奏会というハードスケジュールになってしまっています。
大丈夫?身体がもつのかしら? 難行苦行の始まりです。なにはともあれ 風邪をもらわないようにしなければ。

我ながらちょっとお馬鹿さんじゃねと思もちゃいますです。


ミクローシュ・ペレーニ 
ベートーヴェン・チェロソナタ全曲演奏会【第1日】

2019/2/14(木) 19:00 開演
浜離宮朝日ホール (東京都)

チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 op.102-2
チェロの名手、ハンガリーのミクローシュ・ペレーニが、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5作品を含むオール・ベートーヴェン・プログラムを2日間にわけて演奏する。ピアノ伴奏はハンガリーの盟友イムレ・ローマン。

<オール・ベートーヴェン・プログラム 第1日>
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 op.5-1
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 op.102-1
モーツァルト《魔笛》より'可愛い娘か女房がいれば'の主題による12の変奏曲 ヘ長調 op.66
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 op.69




0 件のコメント:

コメントを投稿