2019-03-29

伊藤悠貴 チェロ・リサイタル オール・ラフマニノフ・プログラム ピアノ 藤田真央 @紀尾井ホール

本邦初、オール・ラフマニノフ・チェロ! 伊藤悠貴 チェロ・リサイタルにいく。

全然知らない人だけれど、オール・ラフマニノフ・プログラムという、ラフマニノフ・ジャンキーのためにあるような演奏会だし、藤田真央さんがピアノを担当というのも、楽しみだ。

伊藤悠貴さん「私にとってラフマニノフは音楽家を目指すきっかけになった存在であり、最も大切にしている作曲家です。」とまでいってくれているようで、まあ、ずうずうしい言い方をさせていただければ、お仲間らしい。注目せざる得ない。

前半、
チェロのための2つの作品(前奏曲/東洋の踊り)作品2
エレジー 作品3-1(伊藤悠貴編)/メロディー 作品3-3/セレナーデ 作品3-5(伊藤悠貴編)
前奏曲 作品23-10
ロマンス
朝 作品4-2(伊藤悠貴編)/夜のしじま 作品4-3(伊藤悠貴編)
リラの花 作品21-5(伊藤悠貴編)/ここはすばらしい 作品21-7(伊藤悠貴編)
夢 作品38-5(伊藤悠貴編)
春の水 作品14-11(伊藤悠貴編)

なんと、ほぼ、伊藤悠貴さん自身が編曲という、小品の数々。

後半
チェロ・ソナタ ト短調 作品19

品のある清潔な音で、気持ちよくきいていられる。過剰に粘着質なところがなくて、フレッシュ。

バックを務める、藤田真央さんのピアノはやっぱりピュアな美しい音で、さすがであります。あれだけいい音なんだから、もっと前に出てきてくれてもいいのに、下支えに努めていて、優しい心配りがほほえましい。

チェロとピアノのペアとして、波長はばっちり合っている感じです。

アンコールは
伊藤悠貴さん編曲によるラフマニノフ歌曲(いい曲がいっぱいあります)初期・中期・後期の作品から~アンコール・バージョン~
歌うな、美しい人よ OP.4-4
マヒワの死に寄せて おP。21-8

で、当然最後は、お待ちかね
ヴォカリーズ OP.34-14(弾きこんどるなぁ、とっても素敵)

ということで、気分よく、紀尾井ホールをあとにしたのでした。


2019年3月29日(金)
18:20 開場 19:00 開演
紀尾井ホール (東京都)
The Romantic ~ラフマニノフに寄り添う甘い一夜~
伊藤悠貴 チェロ・リサイタル

2019年3月29日(金)
18:20 開場 19:00 開演
紀尾井ホール (東京都)

出演: 伊藤悠貴 Yuki Ito (チェロ, Cello)
    藤田真央 Mao Fujita (ピアノ, Piano)

日本が世界に誇る若手チェリスト
本邦初、オール・ラフマニノフ・チェロ!

オール・ラフマニノフ・プログラム
セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943) 

チェロのための2つの作品(前奏曲/東洋の踊り)作品2
幻想的小品集から
エレジー 作品3-1(伊藤悠貴編)/メロディー 作品3-3/セレナーデ 作品3-5(伊藤悠貴編)
前奏曲 作品23-10
ロマンス
6つの歌曲
朝 作品4-2(伊藤悠貴編)/夜のしじま 作品4-3(伊藤悠貴編)
リラの花 作品21-5(伊藤悠貴編)/ここはすばらしい 作品21-7(伊藤悠貴編)
夢 作品38-5(伊藤悠貴編)春の水 作品14-11(伊藤悠貴編)

チェロ・ソナタ ト短調 作品19

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