長い経験上、本当は、そういうことは、不毛の結果を招くので、禁じ手にしたほうがいいのは、知っているつもりなんだが、やっぱり、好奇心に負けてしまう。
まあ、いつものことなんだが、困ったもんである。
で、少しの間、聴いていなかった、VITAVOX Bitone Majorにて、オーケストラを、鳴らしてみる。むむむむむ。なんか、とってもいい音がする。
B&W 803Dのために、アンプやプレーヤーのコードを変えたり、配置を変えたりしていたんだが、それが、もろに、VITAVOX Bitone Majorにも、効果を発揮しているみたい。
それに、Dell Inspiron 15 5000 Core i7 5500Uで動作のiFI micro iDSD & foobar2000によるCDのDSD512へのダイレクト変換再生は、VITAVOX Bitone Majorの音に、物凄い変化を及ぼしているようなのだ。
VITAVOX Bitone Majorは、なにがあってもびくともしない中域がすべてを支配しているような音なんだけど、今まで、ほとんど感じなかった、空間表現に近いニュアンスが、大幅に加わる感じなんである。
もちろん、パースペクティブの権化みたいなB&W 803Dとは、くらべられるものではないんだが。
VITAVOX Bitone Majorの、どうやってもこわれない、強烈な個性は、変わりようがないものだけど、それに、DSD512変換による広がりの感触が加わると、今まで味わったことのない、魅力が醸し出されるようだ。
そして、ホーンならではの、VITAVOXの、底力のある音は、B&W 803Dのようなドーム型では、決して出てこない、生の音が持っているようなアッタクの強さを感じさせてくれる。
ちょっと、予想外の、できばえで、VITAVOX Bitone Majorさん、B&W 803Dちゃんが、部屋に入ってきたので、がぜん、やる気を出しちゃったみたいなんである。
どうすべい。B&W 803Dの美しい、パースペクティブの豊かな響きは、今まで経験したことがない魅力を味あわせてくれるけれど、音の実体感という面で、VITAVOXに比較されると、ちと、びびっちゃうのかもしれないヨ。
それに、B&W 803Dの低域は、広がりがあるけれど、やはりバスレフの音で、本当の重低域は出てこない。すぱっと、消えちゃってる感じ。
もちろん、VITAVOX Bitone Majorだって、密閉じゃないんだから、同じようなものかもしれんが、スーパーウーハーのONKYOのScepter SW-1で、補ってることもあって、スッパリ、切れてる感じにはならない。性格は違うが、けして、B&W 803Dに聴き劣りはしないし、力感ではかなり上だ。
ただ、ラトックシステムのドライブケース RS-EC5-EU3におさまっているパイオニア BD/DVD/CDライター BDR-S08JのCDの読み取り能力には、限界があるみたい。
CDによって、上手く読み込めるときと、読み込めずにエラーが出安いものがある。
でも、エラー補正能力の高い、USB出力のあるのCDプレーヤーなんて、どこをさがせばいいのか、ネットをうろついてみたものの、見当もつかない。
どうも、大きな、課題を抱えてしまったようである。
ということで、やはり、B&W 803Dが真価を発揮するのには、さらに長い熟成の道のりが必要なようだ。
VITAVOX Bitone Majorが、予想外に、やる気を見せてくれちゃったので、ハードルが、大分高くなってしまったみたい。こりゃあ、泥沼かもしれんぞ。
こまった、こまった。やっぱり、聴き比べなんか、しなきゃ、よかったなぁ。
自業自得。
自業自得。
0 件のコメント:
コメントを投稿