真央君がシューマンのコンチェルトをやるというので楽しみにNHKホールへ。
初めて、新装なった原宿駅におりる。明治神宮入り口近くに改札口ができていて、NHKホールへは便利になったようだ。
NHKホール会場はディスタンスのあるコロナ仕様の座り方で、眺めがいい。
1曲目 フ「フィンガルの洞窟」
コンサートマスターの白井圭さん。初めて見たかなぁ。
曲は、まあ、メンデルスゾーン。正直、退屈。
2曲目 お目当てのシューマンのコンチェルト
これ。意外と難曲であります。
CDでもリヒテルが超絶、少し差が空くけれどルプーは聴かせるが、あとは、アルゲリッチもブレンデルもあまり満足はできないという塩梅です。
真央くんやいかに。
すげー魅力的な演奏。大満足。
あまり聴いたことがない雰囲気があった、
ピュアな粒立ちのよい音で、弱音の使い方がとても効果的、青春の夢想と不安に揺れる心のひだが痛いように伝わってくる。
この、不安に揺れるところが、あまり今まで聴いたことがない特徴だと思う。そうだ、シューマンだもの、そうでなくちゃいけないんだよ。
第2楽章の後半、駆け抜けていく音に聴き惚れていると、不覚にも涙ぐんでしまうジジイなのでした。
ああ えっかった〜。
後半 バッハ(レーガー編)/コラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」
今のコロナの時期のバッハ、こういうときに聴くべき癒しのある音楽。やはりいいものです。
最後にメンデルスゾーンの「イタリア」、
やっぱり、メンデルスゾーンなんで、こおゆう曲だよなぁ。
正直言って つまらん、という感じでした。
実演のメンデルスゾーンで、感心したのは、新宿で聞いたカヴァコスのヴァイオリン・コンチェルトくらいです。
というわけで、指揮の熊倉さんの真価が判明するのはまた別の機会という感じでした。
NHK交響楽団 11月公演 NHKホール
2020年11月15日(日) 03:00pm 開演--17:00終演
指揮:熊倉 優
ピアノ:藤田真央
NHK交響楽団
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」作品26
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
バッハ(レーガー編)/コラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」BWV622
メンデルスゾーン/交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」
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