青葉台なんて、初めておりましたが、さすが東急線沿線、今時の近代的な駅前で、フィリアホールは駅前ビルの5階にある、区民ホールということみたいでした。
ミクローシュ・ペレーニというチェリストは、前から知っていたわけではないのですが、いつだったか、ネットで、知られざる現在最高のチェリストという、評判をみかけたことがあって、なんとなく、覚えていた人でした。
その方のコンサートということで、3月は、演奏会の予定がつまっていたんですが、いってみることにしたわけです。
曲目は
コダーイ:ソナティナ
ヤナーチェク:おとぎ話
フランク:チェロ・ソナタ イ長調→シューベルト:アルペジョーネ
コダーイ:ソナティナ
ヤナーチェク:おとぎ話
フランク:チェロ・ソナタ イ長調→シューベルト:アルペジョーネ
ドビュッシー(コチシュ編):小組曲
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
バルトーク:ラプソディ第1番
という、なかなか、渋いものでしたが、ホールにいくと、演奏者の希望により、とかで、フランクが、シューベルトのアルペジョーネに変更になっていました。
フランクもチェロのオリジナルではなくヴァイオリン・ソナタのようですし、アルペジョーネで、何の不満もありません。妻は、フランクのヴァイオリン・ソナタ好きなんだけど、と、惜しそうに云っていましたが。
アンコールは
ブラームス:チェロソナタ第2番 第2楽章 アダージョ・アフェットゥオーソ
フォーレ(カザルス編):夢のあとに
アンコールは
ブラームス:チェロソナタ第2番 第2楽章 アダージョ・アフェットゥオーソ
フォーレ(カザルス編):夢のあとに
で、ペレーニの演奏ですが、なんという、ノーブルなチェロなんでしょう。
最初のコダーイのソナティナ(知りませんでしたが)からして、印象派風の素敵な曲で、もう、引き込まれました。
シューベルトのアルペジョーネや、ドビュッシーのチェロ・ソナタなども、つぼにはまった、名演です。
マイスキーみたいな、ぶりぶり鳴らすのとは、対極にあるもので、品格の高さに溢れていました。
ピアノの伴奏は、おそらく、息子さんなんだと思います。二十そこそこの若者で、父親の繊細で練れきった音楽とは少し違う、若やぎのある、ロマンティックなひきぶりで、アンサンブルとして、なかなかだったと思います。(ばかテクでないのが、また、いいよね)
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