浅井隆仁さん、全然知らない人だけれど、ヴォルフが中心の演奏会はあまりないので行ってみる。
最初のリストの歌曲。随分まともないい曲。まあ、スゲーいいとまではいかないが、リストって、メロディストとしては二流と思っていたので、意外や大健闘っていう感じです。 ディースカウのCDでも探して聴いてみようかしら。
ヴォルフ:
《ゲーテ詩集》「東西詩集(ズライカの巻)」より
休憩後、《ゲーテ詩集》より
やはり、ヴォルフは素敵な曲が多い。とっても楽しめました。浅井隆仁さん、まあ、素直でふつうによい声。特別に美声ではないが、成熟した充実が感じられる声。聴いていて痺れるとかは全然ないけれど、十分聴いていられるので、いいのでは。ヴォルフはピアノパートが本当に聴き映えがして楽しめる。
かなり初期のなんだろう、普通の後期ロマン派ドイツ歌曲で、コミカルだったりして、それなりに面白い。こいつも ディースカウ探してみるかていう感じでした。そういえば、誰かの管弦楽伴奏のCDがでるみたい。
アンコールはヴォルフ 3曲。浅井隆仁さん、来年、リサイタルは残念ながら普通のプログラム 詩人の恋だそう。ヴォルフ いっぱい曲があるのに。惜しいなぁ。
まあ、ヴォルフがたくさん聴けてまずは満足でした。
浅井隆仁&小木曽美津子 リート リサイタル
2023/7/29(土)
14:00開演 13:30開場
トッパンホール
出演者
浅井隆仁(バリトン)
小木曽美津子(ピアノ)
リスト:汝マーリングの鐘/私の歌には毒がある/ローレライ/それは素晴らしこと/3人のジプシー
ヴォルフ:
《ゲーテ詩集》「東西詩集(ズライカの巻)」より
〈盗む機会がないように/予言を申し出たのは/私が他人へのおもいやりをしたことがあるだろうか/おいで、恋人よ、おいで/どうすれば気が晴れようか/あなたを思うとき/私を捕らえたふさふさした髪よ〉
休憩
《ゲーテ詩集》より
〈めぐりくる春/アナクレオンの墓/ねずみをとりの男/ガニュメート/騎士クルツの嫁探しの旅〉
シェーンベルク:
《キャバレー・ソング》より
〈ガラテーア/ギゲルレッテ/警告/「アルカディアの鏡」からのアリア〉
アンコール
ヴォルフ 3曲
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