どんなコンセプトのコンサートか知らなかったが、ロシア物を中心にした構成のようだった。
チャイコフスキー・アレルギーの症状が激しい私だが、唯一、気に入っているのは、エフゲニー・オネーギンみたいな、歌ものであることを、始めの曲を聴いて、思い出す。
そう、オネーギンは、素敵なオペラだ。
バリトンのヴィタリ・ユシュマノフは、ロシア出身のなかなか、かっこいい歌い手で、イタリア声でない、うちにこもった情感をふくむ、なかなか素敵な、歌いぶりである。
テノールの松村英行さんは、舞台進行に大活躍だったけど、好きだといっていた、ロシア歌曲より、最後のほうに出てきたイタリアものの方があっていたみたい。
でも、大好物のラフマニノフもあったりして、ロシアのうたって、いいなあ、としみじみしてしまいました。
アンコールに松村英行さん、ピアノの弾き語りで、
チャイコフスキーの歌曲のCD買おっかな。
二期会WEEK2015 第5夜
ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート~愛をこめて~
テノール:松村英行
バリトン:ヴィタリ・ユシュマノフ
ピアノ:田口真理子
ヴァイオリン:岩井真美
チェロ:小野寺まさよ
プログラム:
<第一部>
オペラ『エフゲニー・オネーギン』(チャイコフスキー)より
「ポロネーゼ」 <ピアノトリオ>
オペラ『スペードの女王』(チャイコフスキー)より
ゲルマンのアリオーゾ「天上の人よ、お許しください」 <ヒデユキ>
エレツキー公爵のアリア「あなたを愛しています」 <ヴィタリ>
ゲルマンのアリア「我々の命は?賭けだ!」 <ヒデユキ>
「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ) <ピアノトリオ>
オペラ『イオランタ』(チャイコフスキー)より
ロベルトのアリア
「俺のマチルダにかなうものがいるだろうか?」 <ヴィタリ>
ヴォデモンのロマンス
「いや、情熱的な美女の誘惑は僕にはさっぱり魅力がない」 <ヒデユキ>
<第二部>
「私の畑よ」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
「ただ憧れを知る者のみが」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
「この夏の夜」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
「ドンファンのセレナーデ」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
「アヴェ・マリア」~「リベルタンゴ」(ピアソラ) <ピアノトリオ>
オペラ『アンドレア・シェニエ』(ジョルダーノ)より
ジェラールのアリア「祖国の敵」 <ヴィタリ>
オペラ『フェドーラ』(ジョルダーノ)より
ロリスのアリア「愛さずにはいられないこの想い」 <ヒデユキ>
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